前回は中國の青銅鼎について紹介したが、ヨーロッパにもグルメに関わる青銅器があるのだろうか？

ヨーロッパにおける青銅器発祥の地は、アナトリア半島だった。これは現(xiàn)在のトルコ領(lǐng)內(nèi)にあたり、そこから四方に広がっていった。ヴィクスのクラテル（Vix Krater）はおよそ紀(jì)元前6世紀(jì)後半に製造されたものと見られている。その高さは1.64メートルで重さは208.6キロ、容量は1100リットル。現(xiàn)存する古代ヨーロッパ最大の青銅容器となる。その工蕓スタイルから専門家は古代ギリシャ製であるとしている。

2つの地域では、その蕓術(shù)の表現(xiàn)形式や內(nèi)容は同時(shí)代であっても異なっており、青銅器の使い方にも若干の違いがある。西洋では主に神を祀る際に使われ、神話がメインとなっている。一方、中國における青銅器の紋様には人々の生活が反映されている。しかし、地域や時(shí)代を問わず、食事に対するこだわりは人類共通のものと言えるだろう。（編集SC）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年11月1日