「馬面裙」以外にも、18世紀のヨーロッパで、スタイルを引き立てる服裝が登場した。それが「エンパイアドレス」だった。ナポレオンの妻であるジョセフィーヌ皇后の獨特な美的センスから、このスタイルを引き立てるドレスが生まれたと言われている。そしてナポレオン統(tǒng)治時代のフランス第一帝國期から「エンパイアドレス」と名付けられた。

現(xiàn)存する多くの絵畫作品を見ると、エンパイアドレスが當時の女性にとってスタンダードファッションだったことがわかる。多くの映畫作品の中でも、美しいエンパイアドレスを見ることができる。

馬面裙とエンパイアドレスは、異なる文化背景と異なる歴史時代の産物だが、いずれも特定の歴史時期における女性服の代表だ。馬面裙は中國の優(yōu)れた伝統(tǒng)文化と女性服の特徴をより多く反映し、エンパイアドレスはヨーロッパ社會の美的センスとファッションの代表的存在となっている。これらのデザインと文化的なシンボルは今日までも深い影響を與えており、永遠のクラシックとなっている。（編集SC）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年10月30日

【文言物語】服飾篇（上）馬面裙