陝西省でトキ24羽を放鳥 省10區?市全てにトキが分布
人民網日本語版 2024年10月17日15:37
渭河咸陽區間北岸で行われたトキ24羽の放鳥(撮影?阿琳娜)。
陝西省林業局と咸陽市は今月15日、同省を流れる川?渭河の秦都區間?細柳営濕地で、トキ24羽を放鳥した。これにより同省10區?市全てに、トキの野生個體群、または飼育下個體群が分布することになった。中國新聞網が報じた。
今回放鳥されたトキ24羽は、陝西省漢中トキ國家級自然保護區と秦嶺ジャイアントパンダ研究センターで飼育された。互いの血縁が遠く、メスとオスの數のバランスを考慮して選ばれた健康狀態と発育狀態に優れた2-8歳のトキとなっている。またその背中には、追跡のための北斗衛星測位システムデータ送信器が裝著されており、活動範囲や採餌狀況、生存狀況、繁殖狀況、放鳥した場所の環境の質などのモニタリングが実施されることになっている。
約40年の弛まぬ努力を経て、陝西省のトキの保護は、「発見」、「緊急保護」、「繁殖」、「個體群拡大」の4ステップを経てきた。1981年に、世界で最後の野生のトキ7羽が漢中市洋県姚家溝で発見されてから、その個體數は増加し続け、今では世界で1萬1000羽以上にまで増え、「世界有數の絶滅危懼種を救った成功例」とされている。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年10月17日
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