中國の人口最多都市、「自動車トップ都市」に返り咲く
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中國で管轄エリアの面積と人口規模が最大の都市である重慶は、國內総生産(GDP)の成長率で全國2位になっただけでなく、このほど8年ぶりに「自動車トップ都市」に返り咲いた。
データを見ると、今年上半期(1-6月)に重慶の自動車生産臺數は121萬4000臺に達して、全國各都市の中で1位だった。しばらく鳴りを潛めていた重慶の自動車産業だが、今、再び光り輝く時を迎えた。
全國の自動車製造の重鎮としての重慶は、2014年から16年まで3年連続で生産臺數が全國トップになり、16年は過去最高の315萬6200臺に達して、他都市の追隨を許さなかった。
しかし新エネルギー自動車のブルーオーシャンが勢いよく発展するにつれ、ガソリン車が中心の重慶自動車産業は転換期を迎えた。生産臺數が急激に落ち込み、19年は138萬3000臺に減少して、全國の順位も7位まで一気に下がった。
新エネルギーの波に押されながら、重慶は「自動車トップ都市」への返り咲きを目指したが、従來のガソリン車頼みではやっていけないことは明らかで、路線変更により他都市を追い越さなければならなかった。
そこで重慶は思いきって新エネ車に狙いを定め、積極的に変化を求め、モデル転換と高度化を進めた。
新エネ車へのモデル転換ということでは、重慶には政策による支援があるだけでなく、基礎も備わっていた。
(1)整った産業チェーンがある。重慶は全國の主要自動車生産拠點の1つであり、西部地域で最も完全なスマートコネクテッド新エネ車の産業チェーンが備わり、スマートコネクテッド新エネ車の部品の3大システム、12大組み立て工程、56種類の部品をすべてカバーし、これらがクラスターに発展していた。
(2)豊富なシーンがある。重慶には複雑な山地の地形における交通シーンが備わり、スマートコネクテッド新エネ車のテストと応用で全國のトップレベルにあるとともに、スマートコネクテッドカーの「自動車?道路?クラウド一體化」応用試行都市に選ばれてもいた。
(3)高まるイノベーション能力がある。重慶にはバッテリー電気自動車(BEV)、プラグインハイブリット車(PHEV)もあれば、バッテリー交換式EV、レンジエクステンダーEVもあり、さらには水素燃料などの先端技術のロードマップも備わっている。多くの自動車メーカーが新エネ製品の事業展開を次々に強化し、市場競爭力を備えた一連の新エネ車の車種を打ち出していた。
こうした努力の末、重慶の新エネ車産業は點から面へと発展し、全面的に花開くことになった。今年上半期の新エネ車生産臺數は前年同期の2.5倍の39萬1000臺になり、成長率は全國平均の30.1%を大幅に上回るとともに、全國自動車生産臺數トップ10省(市)の中で首位に立った。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年8月21日
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