「Hi! NOMI」と「こんにちは、小祺さん」……このほど閉幕した第21回長春國際自動車博覧會（長春モーターショー）で、中國の各大手ブランドの展示ホールが多くの人で賑わった。蔚來、理想、小鵬などの展示ブースでは、ナビゲーションや溫度調(diào)節(jié)などの操作をアシストする専用の掛け聲があちこちから聞こえ、多くの消費者が足を止めて體験した。新華社が伝えた。

18日の第21回長春モーターショーで、中國ブランドの自動車を體験する消費者。撮影?金津秀

今回のモーターショーはスマートコネクテッド新エネルギー製品及び技術(shù)に焦點を當(dāng)て、計124の自動車ブランドの1100臺の車両を展示。うち新エネルギー車は307臺で、來場者は延べ22萬6000人。このほか、ロシア、韓國、パキスタンなど17カ國の100人以上の來賓がモーターショーを訪れ、商談を行った。

新たに発表された國産自動車のうち、半數(shù)が先進的なヒューマンマシンインタラクティブシステムを搭載し、より多くの消費者の間で人気となった?！?60度全方向の音聲認識はより正確」「ナビを投影可能で、下を向く必要はなくなった」「後部座席にも大型ディスプレイがあり、家族旅行に適している」……との聲が聞かれた。

中國の自動車業(yè)界ではここ數(shù)年、スマート化とオンライン化の変革が加速している。國産自動車メーカーは、ヒューマンマシンインタラクティブシステムの深い開発を自動運転以外のトランスフォーメーションの重點とし、先進的なヒューマンマシンインタラクティブシステムを搭載した新型モデルを次々と打ち出している。

モーターショーを訪れた業(yè)界関係者である祝暁龍氏は現(xiàn)場で、「自動車メーカー及びサプライヤーは研究開発を強化し、よりスマートで個性的なコックピットドメインコントローラーシステムを打ち出し、多様な需要を満たしている。紅旗や蔚來などのブランドの一部モデルは中央制御を助手席のスクリーンにまで広げている。理想や広汽などのブランドは後部座席移動式スクリーンを設(shè)置している。一部の車載システムはさらに感情交流能力を持ち、より情報化が進み人間化されている」と述べた。

これは長春モーターショーだけでなく、ここ數(shù)年各地で開催されたモーターショーからでも分かることだ。より成熟するヒューマンマシンインタラクティブ技術(shù)に牽引され、自動車は単なる移動手段ではなく徐々に「大型端末」になり、より多くの消費者の購入意欲を刺激している。

18日に第21回長春モーターショーで撮影された中國ブランドの新型モデル。撮影?金津秀

今年4月に開催された2024北京モーターショーで、車連天下が哪吒汽車、クアルコムと共同でキャビンドライビング?フュージョン?プラットフォームを発表した。その沒入型図形?畫像及び超高畫質(zhì)情報エンタメ?ゲーム表示ディスプレイが注目された。6月の粵港澳大灣區(qū)（広州、仏山、肇慶、深圳、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門＜マカオ＞両特別行政區(qū)によって構(gòu)成される都市圏）モーターショーでは、15.6インチ回転中空タブレットや攜帯電話NFCキーなどのインタラクティブ機能を持つBYD「秦」シリーズも好評を博した。AITO授権ユーザーセンター體験顧問の李博氏は、「一部の新型モデルは店に入ったばかりで10臺以上売れた。消費者は若者層が中心で、ヒューマンマシンデザイン及び移動の需要の適応度がますます上がっている」と述べた。

中國自動車工業(yè)協(xié)會が発表したデータによると、今年上半期の自動車販売臺數(shù)は前年同期比6.1％増の1404萬7000臺。工業(yè)?情報化部（?。─涡羾蟾辈块Lは、今年7月に開催された2024中國自動車フォーラムで、「20都市で自動車?道路?クラウド一體化試行事業(yè)が始まった。9社の企業(yè)がスマートコネクテッドカー生産參入及び路上テスト走行を?qū)g施した。運転補助機能を持つ自動車の販売臺數(shù)は全體の50％以上」と述べた。

取材を受けた業(yè)界専門家は、スマートコネクテッドカーは全面的な世代交代?発展の新段階に入っており、自動車業(yè)界の新たな質(zhì)の生産力の発展の重要な事業(yè)になるとの見方を示した。復(fù)數(shù)の業(yè)界関係者によると、スマート化技術(shù)の持続的な進歩に伴い、ヒューマンマシンインタラクティブシステムが未來の自動車の標準スペックになる上、5G技術(shù)の普及と人工知能の発展に伴い、同システムがよりスマートになり、人間化され、運転?乗車體験と車の安全性能をさらに高めるという。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年7月29日