パンダより少ない幻のウンピョウ、雲南で確認
人民網日本語版 2024年07月09日16:27
雲南銅壁関省級自然保護區管理保護局盈江管理保護分局の職員はこのほど、赤外線カメラの映像資料を整理した際に、國家一級重點保護動物であるウンピョウが活動する貴重な様子が捉えられていることを発見した。
ウンピョウは哺乳綱ネコ科の中で最も神秘的な種の一つで、今から640萬年前の中新世後期に獨自の進化を遂げた。
中國國內に生息する野生のウンピョウの數は野生のジャイアントパンダの數に遠く及ばない。2010年以降は、雲南省と西蔵(チベット)自治區の一部地域でしか確認されていない。身を隠す習性により、野生環境下でウンピョウに遭遇する確率はアムールトラよりも低い。
ウンピョウは四肢がやや短めでがっしりと逞しく、體と同じくらい長く太い尻尾がある。犬歯の長さの比率はネコ科トップで、先史時代に絶滅したサーベルタイガーに似ているため、「小型サーベルタイガー」と呼ばれる。その顎は90度近くまで開くことができ(サーベルタイガーは約85度)、咬合力は360ポンド(約163.3キログラム)に達し、體の大きさが2倍以上あるチーターやユキヒョウを超える。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年7月9日
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