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広がるドローンの応用シーン 中國の「低空経済」が高速で飛躍

人民網(wǎng)日本語版 2024年06月12日09:17

江蘇省南京市浦口ハイテク區(qū)にある南京民生用ドローン操縦航空運営管理センターのホールに足を踏み入れると、南京民生用ドローン操縦航空試験エリアにおけるドローンの飛行狀況がクラウドプラットフォームで一目でわかるようになっている。

浦口ハイテク區(qū)科創(chuàng)集団の霍敏副社長の説明によると、スクリーンの関係アイコンをクリックすると、ドローン搭載のカメラに接続し、飛行狀況をリアルタイムでチェックできるようになるという。

ドローンによる物流輸送から、ドローンを利用した電力網(wǎng)の巡回検査、農(nóng)業(yè)の植生保護などに至り、浦口區(qū)では多彩なドローン応用シーンが1つまた1つと現(xiàn)実のものになっている。

ドローンにより航海中の乗組員に物資を運んだり、船舶の汚染物質(zhì)を受け入れたりする常態(tài)化したサービスが提供されている。今年5月末までに、江蘇省のドローンによる水上物流配送プラットフォーム「長江匯」の累計飛行回數(shù)は延べ2000回を超え、1000隻近い船舶に配送サービスを提供してきた。江蘇長江匯科技有限公司の方保利會長兼社長は、「船舶の離岸?停泊サービスエリアで発生するディーゼルオイルの消費を減らせるだけでなく、省エネ?排出削減と長江の大規(guī)模な保護をサポートすることにもなる」と説明した。

2018年、浦口區(qū)は南京航空航天大學(xué)との間でドローンプロジェクト協(xié)力合意に調(diào)印し、ドローンを戦略的新興産業(yè)として重點的に育成することになった。19年には、浦口區(qū)は南京航空航天大學(xué)、南京聯(lián)通と共同で構(gòu)築した5Gによってつながるドローンテスト飛行基地の江蘇南京ドローン拠點が、江蘇省初の民生用ドローン試験飛行運営基地に承認された。20年10月、南京民生用ドローン操縦航空試験エリアが承認され、全國第1弾?13ヶ所の民生用ドローン操縦航空試験エリアの1つになった。22年11月、南京民生用ドローン操縦航空運営管理センターが設(shè)立された。

江蘇省海事局南京海事局裝備情報処の梁中宜四級調(diào)査研究員は、「長江の南京區(qū)間の水上巡回検査は、以前は小型の船舶による巡回検査でもコストが1萬元ほどかかっていたが、今はドローンによる巡回検査で10數(shù)元あれば問題を解決する可能性がある。23年以降、南京試験エリアはドローンを使用して長江の98キロメートルの範(fàn)囲で常態(tài)化した巡回飛行を行い、全プロセスで自律飛行を?qū)g現(xiàn)し、スマートターゲット識別、人員識別の機能を通じて、ターゲットを自動的に追跡し、船舶の詳細な狀況をリアルタイムでチェックし、搭載されたスピーカーで航行のルールに違反して航行する船舶に警告を與えるなどしている」と説明した。

南京民生用ドローン操縦航空試験エリアの展示ホールには、各種類のドローンが陳列されている。スクリーンに映し出された、空を縦橫に駆け巡り、低空飛行しながら探査を行う「鴻雁30」の様子が目を引いた。このドローンは速度100km/hの高速飛行をしながら、センチメートル?yún)g位のピンポイント垂直離著陸ができるほか、耐風(fēng)性も非常に高いという。

南京航空航天大學(xué)ドローン研究院黨委員會の副書記と副院長を務(wù)める南京長空科技有限公司の楊波常務(wù)副社長は、「これは當(dāng)研究院が獨自開発した、低空域における臺風(fēng)周辺の風(fēng)速13.9-17.1m/s圏內(nèi)でのリアルタイム大気パラメータの有効な測定が可能なドローンで、國産化率は100%に達している」と述べた。

浦口ハイテク區(qū)に位置する中國民用航空局(民航局)民生用ドローン操縦免許試験センターでは、ドローン飛行訓(xùn)練が行われているところで、受講生たちがコーチを囲み、飛行の學(xué)習(xí)で出てきた疑問點をたずねていた。

ドローンの訓(xùn)練チームを立ち上げた南京邁傑科情報技術(shù)有限公司は、ドローンの免許試験を申請する受講生のために、飛行技能訓(xùn)練を提供し、免許試験を?qū)g施しており、これまでに免許を取得したドローン操縦者1萬人ほどを送り出し、低空域飛行の発展における人材ニーズに対応してきた。

現(xiàn)在、浦口區(qū)にはドローン関連企業(yè)が50社以上集まり、研究開発?設(shè)計、完成機製造、運営サービス、産業(yè)応用など産業(yè)チェーンの各プロセスをカバーし、同區(qū)の低空域飛行活動による経済形態(tài)「低空経済」の産業(yè)規(guī)模がすでに5億元(1元は約21.7円)に迫っている。

浦口區(qū)民生用ドローン操縦航空試験エリア業(yè)務(wù)推進専門チーム弁公室の室長を務(wù)める浦口ハイテク區(qū)黨活動委員會の石山書記は、「これまでに浦口區(qū)は累計2億元近くを投入してインフラ建設(shè)と各種応用シーンの構(gòu)築に當(dāng)ててきた。今後は引き続き長江の水上巡回検査、物流配送など複數(shù)の応用シーンを開拓し、2025年までに、関連産業(yè)の付加価値額が15億元を超えるようにし、商用運営を展開し、『低空経済』モデルエリアを構(gòu)築したい」と述べた。(編集KS)

「人民網(wǎng)日本語版」2024年6月12日

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