晝休みに芝生で寢転ぶ若者が増加 「公園20分間リラクゼーション法」が人気に
正午に上海市徐匯區の地下鉄?雲錦路駅付近の芝生の上で寢転ぶ若者たち(寫真提供?取材対応者)。
中國では最近、ポケットパークや芝生が「充電スポット」となっており、平日の正午にそこへ行くとたくさんの若者の姿を見ることができる。上海徐匯區の地下鉄雲錦路駅付近の芝生が最近、ソーシャルメディアプラットフォームで話題となっている。この芝生は、仕事のことをしばらく忘れて、のんびりする若者の姿であふれている。中國新聞網が報じた。
この全く新しいリラックス法が最近、ソーシャルメディアプラットフォームでは、「公園20分間リラクゼーション法」と稱され、自ら體験した多くのネットユーザーから「自分と地球のデートタイム」、「公園に20分いたら精神的エネルギーロスが癒された」といった聲が寄せられている。
地下鉄?雲錦路駅付近の商業市街地にあるこの芝生は、橫長で、階段狀になっている。平日の正午にそこへ行くと、芝生の上で寢転んでいる若者20人以上を見かけた。そのほとんどは、近くのオフィスビルで働くホワイトカラーだ。一人で寢転んでいる人もいれば、同僚と一緒に寢転んでいる人もいた。
上海市民の辛さん(女性)は、「3月からここに來て寢転ぶようになった。ビニールシートもわざわざ用意した。天気さえ良ければ、毎日晝休みにここに來て、20分寢転んで、リラックスしている。少しずつ暑くなっているので、一番多い時と比べるとここに來る人は減っている。最も快適な4月なら、來るのが遅れると良い場所はなくなっていた」と話す。
ソーシャルメディアプラットフォームを見ると、多くのネットユーザーが「この芝生は人間工學に基づいている」と絶賛しており、他の地域のネットユーザーからは「私の街にも作ってほしい」との聲が続々と上がっている。
中國で今年の春から流行している「公園20分間リラクゼーション法」というのは、毎日、少しの時間を取って外に行くと、運動をしなくてもリラックスでき、公園や自然の豊かな場所で20分過ごすだけでメンタルヘルスが向上するという、ある雑誌の研究結果に基づいている。
業界関係者は、「『公園20分間リラクゼーション法』が爆発的人気となっているのは、無料で楽しむことができ、コストパフォーマンスが高いから」としている。中國各地は近年、都市建設を進める過程で、「ポケットパーク」といった小規模であっても美しい緑の空間が次第に増えてきており、都市にいながら、自然を感じることができる場所となっている。
「2023年中國國土緑化狀況公報」によると、2023年、中國で新たに建設された、またはリニューアルされた都市の緑地は3萬4000ヘクタールで、建設が始まった「ポケットパーク」は4128ヶ所、建設されたグリーンロードは5325キロだった。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年5月24日
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