戀愛課の講義を受けた大學生9割以上が「役に立った」
武漢大學の孫蕓菲さんと同級生たちは、講師がリードする中、1回目の戀愛課の講義で、理想の戀人に求める特徴について、「面白い人」、「責任感のある人」、「スポーツ好きだけど汗臭くない人」、「大自然が好きな人」、「自信にあふれている人」と次々と挙げていった。講師は、黒板の左半分に女性が理想とする彼氏の特徴を、右半分に男性が理想とする彼女の特徴を書き出した。そして、黒板が100個ほどの特徴でいっぱいになると、講師は、「これらは全て人として素晴らしいとされる特徴。戀人となる相手にだけでなく、自分自身もこうした特徴を備えるよう努力していこう」と総括した。中國青年報が報じた。
中國青年報?中青在線の微信(WeChat)公式アカウント「中青校媒」の調査によると、戀愛課の講義を受けた大學生の9割以上が、「戀愛課は役に立った」と答えた。うち、24.82%が「非常に役に立った」、34.18%が「比較的役に立った」、34.00%が「まあまあ役に立った」と答えた。
天津大學の付念さんは今學期、熾烈な爭奪戦を勝ち抜き、150人限定の「戀愛心理學」の講義の枠を手にした。受講するまでは、「戀愛は戀愛でしかなく、それほど複雑なものではない」と思っていたという付さんだったが、受講していくうちに、「科學的に戀愛を理解することや、未練と親密な関係、戀愛上の悩み、戀愛前の心の準備といった的を絞った內容を、心の底からすごいと思った。戀愛課が伝えている內容は、戀愛という枠を超え、より良く自分を知り、メンタル管理を學び、人間関係をうまく築くコツを學ぶ機會になっている」と考えるようになったという。
大學生の心理教育に攜わって30年になり、戀愛心理課を開設して約10年になる中國鉱業大學の段鑫星教授は、「大學生のメンタルヘルスに注目する高等教育機関が増えているというのはとても良いこと。大學生のメンタルのコンディションにも合った、現実的チョイスだ」との見方を示す。
そして、「大學が戀愛課を開設するのは、最先端の戀愛?結婚観や感情的価値観を伝えるのが目的。戀愛は、個人の感情的なことで、人によって全く異なるものの、時代や社會、経済の発展などとも密接に関係している。講義を通じて、學生は正しい戀愛観のもとで、『愛』について理解を深めることができるだろう。素晴らしい愛を長続きさせるためには、互いが歩み寄り、成長し、それぞれが向上し、互いに得るところがある関係となる必要がある。戀愛を通してより良い自分に出會うことで、互いの人生はより素晴らしいものになるだろう」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年4月23日
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