種子業イノベーション拠點となる「國家南繁硅谷」を2030年までに全面的に完成へ
「國家南繁硅谷建設計畫(2023-30年)」に関する記者會見が1月31日、海南省三亜市で行われた。同計畫によると、科學研究、生産、販売、科學技術交流、成果実用化を一體化させた中國全土に寄與する「南繁(南方地域における繁殖?育種)硅谷(シリコンバレー、科學技術イノベーションが進んだ地域の意味)」が30年までに全面的に完成する。人民日報が伝えた。
南繁拠點は中國の農業科學研究に不可欠な戦略的資源で、種子の生産などにおいて極めて重要な役割を擔っている。同計畫は農業農村部(省)、國家発展?改革委員會、財政部、自然資源部、稅関総署が共同で通達したもので、南繁硅谷の建設について全面的な計畫を立てた。そして種子業の質の高い発展を主軸に、南繁硅谷を國家級種子業イノベーション拠點、種子業の質の高い発展の新エンジン、種子業科學技術國際協力の大型プラットフォーム、種子業改革開放深化試験エリアを築き上げる。
同計畫によると、南繁硅谷の建設は2段階の目標に分かれる。25年までに國家南繁硅谷の産業の牽引力と國際的な影響力を大幅に高め、資源、技術、人材、資金などの要素を集積する流れを大まかに形成する。関連政策と制度體系を構築し、それを健全化する。種子業の知的財産権保護體系を徐々に改善し、ビジネス環境を大幅に最適化し、科學技術研究開発の成果を上げる。國家級種子業イノベーション拠點を大まかに完成させる。30年までに海南自由貿易港の制度下の種子業イノベーション體系、政策體系、産業體系を健全化?改善する。世界をリードする科學研究大學、イノベーション企業、リーダー的人材を集積させ続け、科學的育種のイノベーション能力を高める。世界をリードする科學研究成果を形成し、科學研究、生産、販売、科學技術交流、成果実用化を一體化させた中國全土に寄與する南繁硅谷を全面的に完成させる。
同計畫はさらに、南繁硅谷建設の6つの重要任務を明確にした。(1)重要科學研究の重要共通プラットフォーム、応用研究プラットフォーム、産學研共同種子業イノベーションプラットフォームを構築し、科學研究育種イノベーション能力を高める。(2)育種?種子製造拠點、熱帯作物、家畜?家禽?水産物良種繁殖拠點を高基準で建設し、ハイレベルの南繁の需要を満たす。(3)農作物?家畜?家禽?水産物種子業産業パークを建設し、現代的な南繁産業體系を構築する。(4)種子業サポート?保証體系を健全化し、遺伝資源収集?保存及び種子業監督管理?ガバナンスを強化し、南繁の管理サービス能力を高める。(5)國際交流?協力プラットフォームを構築し、技術の対外協力を実施し、「一帯一路」(the Belt and Road)種子業貿易を強化し、南繁の種子業発展余地を拡大する。(6)隔離?検査?検疫施設を改善し、遺伝資源參入許可ルートを最適化し、資源検査の技術的サポートを強化し、生物安全リスクの制御可能性を保証する。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年2月1日
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