辰年テイストのキメ服?伝統(tǒng)衣裝の「馬面裙」が中國で大きな話題に!
華やかで凜としている「辰年のキメ服」をテーマにした中國伝統(tǒng)衣裝の「馬面裙」の動畫が最近、大きな話題となり、若い漢服デザイナーである劉雯悅さんの知名度がアップしている。劉さんがデザインしたその「馬面裙」は、赤と黒の2色あり、どちらも華やかで凜としており、スカート部分にデザインされている竜は、迫力に満ち、厳かな雰囲気を醸し出している。劉さんがその「馬面裙」の動畫を撮影して、ショート動畫アプリにアップしたところ、フォロワーから絶賛する聲が次々と寄せられるようになったという。
劉雯悅がデザインした辰年をテーマにした「馬面裙」。
劉さんは、「辰年のキメ服」をテーマにした「馬面裙」をデザインした理由について、「フォロワーの要望があったから」と説明し、「とても難しかった。デザインだけでも5-6日かかった。他の模様と比べると、竜というのは描くのがとても難しく、畫力の基本スキルが試される」としている。
劉雯悅さんがデザインした「青花瓷」(染付)をテーマにした「馬面裙」。
漢服のデザインにチャレンジして約4年になるという劉さんはこれまでに、約450著もの漢服をデザインしてきた。そんな劉さんは現(xiàn)在、主に「馬面裙」のデザインに力を注いでいる。「他の種類の漢服と比べると、馬面裙は一般受けしやすい。スカートとして、他の服と合わせることもできるため、ここ數(shù)年は若者たちの間で人気を集めている。日常に取り入れやすいものほど、より良い形で伝承することができると思っている。だから、普段著として著ることのできる漢服をデザインしたい」と劉さん。
漢服にデザインされた薬用植物の模様。
00後(2000年以降生まれ)のデザイナーである劉さんは自分の作品をたびたび撮影しては、ショート動畫を作成し、ネット上にアップして、ネットユーザーと交流している。そして現(xiàn)在までにフォロワーの數(shù)は40萬人以上になっている。ただ、劉さんの大學時代の専攻は「デザイン」ではなく、就學前教育だったといい、漢服をデザインするようになったのは「単なる趣味だった」のだという。
劉雯悅さんがデザインした新しいタイプの漢服。
劉さんは大學時代から、漢服が好きだったものの、學生だったため、漢服を買う経済的余裕があまりなかったという。その後、デザイン畫を漢服業(yè)者に提供し、気に入ってもらえた場合は、デザイン料だけでなく、そのデザイン畫から作った漢服も1セット贈呈されるということを耳にし、「當初はデザイン料が欲しくて、という訳ではなく、自分のデザインした漢服が欲しくて始めた」という。すると、思いがけなかったことに、初めて提供したデザイン畫がすぐに売れて、この業(yè)界に足を踏み入れることになったという。
今では、中國國産品のトレンド「國潮」が流行しているのを背景に、多くの若者が中國の伝統(tǒng)文化に觸れるようになっている。劉さんは、「そこからもたらされるチャンスを摑みたい。そして、ニッチな分野と考えられていた伝統(tǒng)衣裝がその殻を破って、一人でも多くの人に知られるようになってほしい」とした。
「馬面裙」とは?
中國古代における女性の主なスカートデザインの1つで、両側(cè)面にプリーツがある巻きスカート。その立體的なデザインが、古代の城壁から外堀に突出するように建てられたタワー式建築物「馬面」に似ていることからこの名がある。(編集KN)
「明憲宗元宵行楽図」の一部
「人民網(wǎng)日本語版」2024年1月18日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn