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「デビッド?エイプ」や「POP MART」など中國のポップカルチャーIPが東京原宿に登場

人民網日本語版 2023年12月18日13:20

中國のファッションの中心地である北京?三里屯太古里や杭州?萬象城、さらに、ハンガリーの「2023アートマーケット?ブタペスト」などに登場した中國のアーティスト、デザイナーの袁澤銘(デビッド?ユアン)氏が創作する文化IP「デビッド?エイプ(中國語『大衛猿』)」をテーマとした個展が12月17日まで東京原宿で開催されていた。日本だけでなく、タイや英國、マレーシアといった國から來た來場者で賑わい、中國ポップカルチャーIPの「海外進出」加速の縮図となっている。新華網が報じた。

「デビッド?エイプ」をテーマにした個展(寫真提供?主催者)。

「デビッド?エイプ」をテーマにした個展(寫真提供?主催者)。

デビッド?エイプシリーズの作品は日本初公開で、そのレプリカ版畫や立體造型作品、アートトイといった約50作品が展示されている。デビッド?エイプは、「孤獨は人間の本質であるが、孤獨な人が共鳴することのできるスピリッツと出會うことができれば、より勇気を持って率直に孤獨と向き合い、孤獨の中に喜びさえ見出すことができるかもしれない」という袁氏の考えから誕生した。「デビッド?エイプは猿の姿でもあり、人間の姿でもあり、人間と自然の間にある『中間狀態』でもあると同時に、どんなに孤獨な二人でも共通點があるということを私たちに教えてくれる」と袁氏。

個展會場には、グレーのボリューミーな毛並みのゴリラのようなデビッド?エイプのスピーカーが展示されており、好評を博している。このスピーカーは蔦屋家電でも販売されている。富山県から個展を見學しに來たという浜田潤太朗さんは取材に対して、「スピーカーのデザインは絶妙で、かわいい。版畫作品は色彩が美しく、意味深く、アートの魅力をしみじみと感じることができた」と話していた。

個展は研美株式會社が運営するSOMSOC GALLERY が主催。SOMSOC GALLERYの東山研代表は、「個展を通して、東洋の近代アーティストがアジア文化の核心的価値観をベースにして創作し、東洋の特徴を備えながらも、近代の先進的スタイルにも満ちているアート作品を展示した。それにより伝承を基礎にしながら、アートのさらなるイノベーションを促進し、超越を実現している」とした。

個展は、日本の若者のポップカルチャーやストリートファッションの発信地である原宿にある中國発のデザイナーズトイメーカー「POP MART」日本1號店で開催された。

12月11日、東京原宿で撮影した「POP MART」日本1號店(撮影?胡暁格)。

12月11日、東京原宿で撮影した「POP MART」日本1號店(撮影?胡暁格)。

POP MARTが今年8月に発表した2023年1-6月期の決算によると、売上高は前年同期比19.3%増の28億1400萬元(1元は約20.0円)で、純利益は同比43.3%増の4億7700萬元と、2022年12月期通期の純利益を上回った。

POP MARTの海外業務は急成長の勢いを保っており、香港?澳門(マカオ)?臺灣地區、海外事業の売上高は前年同期比約140%増の3億7600萬元で、純利益は7889萬元に達したことは注目に値する。またIPが充実するようになるにつれて、新たに誕生したIPも急成長を実現している。

日本1號店が2022年7月に、東京原宿でオープンする前にも、「POP MART」はポップアップ?ストアや自動販売機、展示會といった業務スタイルで、日本への本格的な進出のタイミングを見極めていた。また、日本市場における中國のデザイナーズトイの受容度を高めるべく、同社は上野陽介氏や大久保博人氏といった日本の著名なアーティストとコラボし、中國のポップカルチャーが日本において芽を出し、根付くよう取り組んできた。「POP MART」は現時點で、日本に直営店9店舗、自動販売機約20ヶ所を展開し、公式X(舊ツイッター)アカウントのフォロワーは2萬7000人に達している。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年12月18日

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