田暁さんが制作した「祝壽花饃」（11月12日撮影?李欣）。

飾り蒸しパンの「花饃」は、民間で行われる祭祀などの場で、牛や羊の代わりに、小麥粉などの穀類粉末を材料に作った「麺塑（しん粉細(xì)工）」に由來しており、1千年以上の歴史を誇る。中國北方の多くの地域では、節(jié)句のたびに、平安と吉祥を象徴する花饃を親しい友人や親せきに贈る習(xí)慣がある。新華網(wǎng)が伝えた。

「80後（1980年代生まれ）」の田暁さんは、ひいおばあさんもおばあさんも母親も皆、山東省濰坊市峽山區(qū)で有名な花饃職人だった。その影響で彼女も幼い頃から花饃制作の技術(shù)を?qū)Wんだ。2013年に大學(xué)の美術(shù)科を卒業(yè)した後、田暁さんは故郷で店を開き、伝統(tǒng)をベースに革新を加え、若者や子供が好むようなシンプルで、アニメキャラクタースタイルの花饃を制作した。同時に彼女はオリジナルの型100種類以上をデザイン?制作し、これまで複雑だった花饃の制作プロセスを簡単なものに変えた。彼女が制作した花饃は、山東省や中國各地で開催された展示會に出品され、賞を取ったこともあるという。

田暁さんは2022年、北京市場に進(jìn)出。オンライン販売や展示プラットフォームを利用して自分の作品を展示すると同時に、工房を立ち上げて教室を開き、古くから伝わる技術(shù)と蕓術(shù)、そして民間に伝わる文化を若い人々に広めている。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年11月20日