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創刊15年の中國の學術誌「分子植物」、世界一の植物科學分野學術誌に

人民網日本語版 2023年09月13日09:07

2021年度に21.949點のインパクトファクターにより世界植物科學研究誌のトップになった後、中國の科學研究者が運営する「分子植物」が今年再び快挙を成し遂げた。國際的に権威ある機関のクラリベイトがこのほど発表した雑誌引用報告書(2022)で、「分子植物」のインパクトファクターが27.5點に上昇し、植物科學分野學術誌(研究類や要約類などすべての學術誌を含む)の世界一に躍進した。人民日報が伝えた。

中國の植物科學は今世紀初頭に急発展期を迎え、中國の科學者による優秀論文が頻繁に世界トップの學術誌に掲載されるようになった。中國現地の世界一流の植物科學誌の創刊も當時、中國植物學界の共通する願いになった。中國科學院分子植物科學卓越イノベーションセンターと中國植物生理?植物分子生物學學會が2008年に、正式に「分子植物」を創刊した。

高効率で高品質の出版は常に、「分子植物」が守る原則だ。原稿の受領から校正終了まで18日間で終える。チームの確かな科學研究の背景は、學術誌全體の學術水準の安定的な向上の重要要素だ。「分子植物」は現在すでに8人の専門編集チームを擁している。メンバーの大半が中國內外の有名実験室の所屬で、國際的な広い視野としっかりした學術的背景を持つ人だ。

「分子植物」の國內からの原稿が占める割合は近年、従來の3分の1から半分以上に上昇しており、同時にインパクトファクターが持続的に上昇している。これは國內の優秀論文の実質的な価値を十分に証明している。

その裏には、中國が近年科學技術イノベーションで取得したますます多くの注目される成果がある。「分子植物」執行編集長で、中國科學院分子植物科學卓越イノベーションセンター學術誌センター長の崔暁峰氏は、「國內の科學者も優秀論文を真っ先に當誌に投稿しようとするようになった」と述べた。

崔氏は一つの例を挙げた。中國科學院院士で、華南農業大學教授の劉耀光氏のチームは長年の研究を経て、2種類の稲新品種「紫晶米」「赤晶米」を相次いで開発した。コメの中にはそれぞれアントシアンとアスタキサンチンが豊富に含まれており、中國の栄養不足地域の人々の健康狀況の改善に対して重要な意義がある。「分子植物」は巻頭論文の形式で劉氏のチームによる成果を連続的に発表し、世界の學術界から高く評価された。

崔氏は、「このような作物関連の研究成果は世界への貢獻だけでなく、中國の特色を持つものでもあり、我々が重點的に注目していることでもある」と述べた。

「分子植物」は今年8月までに世界の8000以上の研究機関から購読されており、毎月の全文ダウンロード數は6萬回以上にのぼる。中國科學院院士で、中國農業科學院作物科學研究所所長の銭前氏は、「『分子植物』は中國の植物學科の急発展を見守り、中國の植物學科の國際學術界における交流と展示に重要なプラットフォームを提供している」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年9月13日

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