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【國際観察】「グローバル?サウス」の議題を弄ぶ日本の狙いは?

人民網日本語版 2023年08月18日15:44

今年のG7輪番議長國である日本は「グローバル?リーダー」を自任し、大國の野心を膨らませている。岸田政権は年初からあらゆる面で外交攻勢をかけているが、その中で一貫しているのが、西側陣営を代表して「グローバル?サウス」の國々を仲間に引き入れることである。(文:項昊宇?中國國際問題研究院アジア太平洋研究所特別招聘研究員)

「グローバル?サウス」諸國に対する岸田政権の外交活動から見ると、すでに日本は「グローバル?サウス」という概念を深刻に歪曲し、地政學的対立及び大國としての地位追求を推し進める道具としている。日本にとって、「グローバル?サウス」には3つの重要性がある。

第一に、「グローバル?サウス」は西側が大國間競爭に勝つための鍵である。日本は、「グローバル?サウス」とは西側と中露以外の「第三の道」の選択、世界の枠組みにおける「中間勢力」であり、これらの國々の支持を得てこそ、西側は中露との戦略競爭において優勢を占めることができると主張する。

第二に、日本の「大國としての影響力」を高めるための新たな戦場である。日本はG7広島サミットのホスト國としての役割を活かし、インド、ブラジル、インドネシア、ベトナム、コモロ、クック諸島など「グローバル?サウス」の代表的國々を対話パートナーとして招き、仲間に引き入れるために全力を盡くした。また、日本は、數の多い「グローバル?サウス」諸國は國連における「大票田」であり、これらの國々の支持を得ることが「常任理事國入り」という目標の達成に寄與すると考えている。

第三に、中國を牽制する戦略の新たな足がかりである。日本は「中國例外論」をでっち上げ、中國はもはや発展途上國ではないという理由で、意図的に中國を「グローバル?サウス」から排除している。日本の政界要人はアジア、アフリカ、中南米諸國を訪問する際、頻繁に「中國の債務の罠論」を騒ぎ立て、「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブのイメージを毀損し、中國と発展途上國との関係の離間を煽っている。同時に、日本はインドの大國意識を利用して、意図的にインドを「グローバル?サウス」のリーダーとして持ち上げ、「中國を抑え込むためにインドを利用する」という企てを見せている。

日本が「グローバル?サウス」の議題を弄ぶのは、要するに自らの政治的目的を達成するために過ぎない。「グローバル?サウス」諸國はこの點を大いに警戒する必要がある。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年8月18日

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