上海橫沙埠頭で9月6日に撮影された長江口2號古代船全體引き上げ?移動プロジェクトのメイン作業船「大力號」。
これまでで中國最大規模の古代船全體引き上げ?移動プロジェクトが6日、正式に始まった。長江口2號古代船全體引き上げ?移動プロジェクトのメイン作業船「大力號」が午後、上海橫沙埠頭をゆっくり離れ、長江口2號古代船遺跡現場に向かった。
長江口2號古代船は、清朝同治年間(1862-1874年)の貿易商船で、中國の水中考古學調査で見つかっているうち規模が最大、保存狀態が最も良好、船內の文化財の數がおびただしい木製帆船だ。この船は現在、上海市崇明區橫沙島北東部の北港航路の水中に眠っている。船體は海底より5.5メートル下に埋まっている。考古學調査によると、この清時代の古代船の船體は現在約38.1メートル殘っており、すでに31の船室が見つかっている。その中には多くの美しく精巧な文化財があり、現在まで600點余りの陶磁器が引き上げられている。
上海橫沙埠頭で9月6日に撮影された長江口2號古代船全體引き上げ?移動プロジェクトのメイン作業船「大力號」。
上海古代船引き上げ?移動プロジェクトは世界初の「アーチ梁非接觸式文化財全體移動技術」を採用。海上の現場作業段階では、「大力號」は古代船の周囲に22本の巨大なアーチ梁を設置し、巨大な半円柱ケーソンを形成する。総重量1萬トン以上する古代船と泥砂?海水を「一滴も漏らさず」包み込み、海から引き上げ、別の特別に製造された引き上げ船「奮力號」中央部のムーンプールに移す。海上作業は全體で2?3ヶ月かかる見込み。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年9月7日