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海南省で建設中の世界初の陸上商用小型原子爐「玲竜1號」

人民網日本語版 2022年06月30日11:23
海南省で建設中の世界初の陸上商用小型原子爐「玲竜1號」

中國が獨自に研究開発した世界初の陸上商用小型原子爐「玲竜1號」(ACP100)の設置工事が、モデルプロジェクトとして急ピッチで進められている。「玲竜1號」は、世界初の國際原子力機関(IAEA)の「包括的原子爐安全レビュー(GRSR)」をクリアした小型原子爐で、小型モジュール爐の技術の面で、中國が世界最先端を歩んでいることを示している。今年に入り、中國は原子力発電の分野で、ブレイクスルーを相次いで実現し、新技術と新設備を発表している。中央テレビ網が報じた。

中核集団が10年以上かけて獨自に研究開発し、獨自の知的財産権を持つ「玲竜1號」は、一體型の加圧水型多目的小型モジュール原子爐(SMR)で、その出力は12.5萬kW、完成後の発電量は年間10億kWhに達する見込みだ。

「玲竜1號」の建設工事は、2021年7月13日に、海南省昌江黎(リー)族自治県で始まった。建設周期は 58ヶ月で、2026年の完成を予定している。

中核集団は、「SMR技術には、小型化、モジュール化、一體化、受動的という特徴があり、安全性が高い。また、建造周期が短く、柔軟に計畫できる。この種の原子爐は、海水の脫塩や地域への電気供給、工業への熱供給といったさまざまな用途に対応することができる」と説明している。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年6月30日

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