6月25日、ラサ駅で出発を待つ高速列車?高原復(fù)興號(hào)（撮影?江飛波）。

西蔵（チベット）自治區(qū)の拉薩(ラサ)市、山南市、林芝（ニンティ）市を繋ぐ、同自治區(qū)初の電化路線「拉林（ラサ?ニンティ）鉄道」が今月25日、開通1周年を迎えた。中國(guó)國(guó)家鉄路集団有限公司の発表によると、同鉄道のこの1年間の利用者は延べ113萬(wàn)7000人に、輸送された貨物は4萬(wàn)7800トンに達(dá)した。同鉄道の開通により、沿線住民の外出がさらに便利になった。中國(guó)新聞網(wǎng)が報(bào)じた。

6月25日、高速列車「復(fù)興號(hào)」の前でラサ?ニンティ鉄道開通1周年を記念して寫真を撮影する女性乗務(wù)員（撮影?江飛波）。

同自治區(qū)那曲（ナクチュ）市安多県から來(lái)た13歳の第第くんは同日、初めて高速列車「高原復(fù)興號(hào)」に乗って、ラサから「雪域の江南」と呼ばれるニンティ市に向かい、「背もたれの角度を調(diào)整できる高速列車の座席が好き。ニンティに近づくほど、景色もきれいになっていく。車窓からは、雅魯蔵布江（ヤルンツァンポ川）や高山、峽谷、森林、ハダカムギ畑を一望することができ、羌塘（チャンタン）草原の景色とは全然違う」と気分を高揚(yáng)させていた。

6月25日、初めて高原復(fù)興號(hào)に乗り、車窓からチャンタン草原とは違う景色を眺める第第くん（撮影?江飛波）。

山南駅から娘を連れ、バター茶を持參して列車に乗った平措さんは取材に対して、「今回は、週末の近場(chǎng)旅行を兼ねて加?xùn)耍ē悭磨。┍hの親戚に會(huì)いに行く。ラサ?ニンティ鉄道が開通してからは、高速列車が外出する際に利用する交通機(jī)関としての選択肢トップになっている」とした。

山南駅に著いた復(fù)興號(hào)に乗り込む乗客（撮影?江飛波）。

平措さんは、「山南駅からギャツァ駅までを例にすると、二等席の料金は26元(1元は約20円)で、所要時(shí)間は40分程度。車で行くと、ヤルンツァンポ川沿いを進(jìn)まなければならず、その多くは斷崖絶壁に面しているため、危険が少なくない。高速列車なら快適で、安全で、とても便利」と話す。

ラサ‐ニンティ間の高速列車は1日に4本、直通の特急列車は2本運(yùn)行されている。また日喀則（シガツェ）とニンティ間の高速列車は1日に2本運(yùn)行されている。2021年6月25日に高原復(fù)興號(hào)が導(dǎo)入されて以降、ラサ‐シガツェ區(qū)間の利用者は延べ96萬(wàn)4400人に達(dá)した。

6月25日正午、ニンティ駅で高速列車「復(fù)興號(hào)」C882號(hào)に乗り込む乗客（撮影?江飛波）。

貨物輸送の面を見てみると、ニンティ地方の特産品が、ラサ?ニンティ鉄道を通して、各地に次々と輸送されている。また、他の省?區(qū)の建材、食糧、食品といった各種生産?生活物資も、チベット自治區(qū)に次々運(yùn)び込まれている。（編集KN）

ラサ駅から山南やニンティに向かう復(fù)興號(hào)に乗るために改札口に向かう旅客たち（撮影?江飛波）。

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年6月28日