今月6日、二十四節(jié)気の9番目の「芒種」を迎える。青々とした稲の苗がすくすく成長し、麥穂は風(fēng)に揺れ、麥畑は黃金色に染まる。仲夏に入り、暑気を帯びた風(fēng)が吹き、クチナシの甘い香りが漂う頃となる「芒種」が今年もやってきた。

「芒種」という名稱は実を包むとげのような突起である「芒（のぎ）」をもつ稲などの植物の「種」を蒔く時(shí)期であることが由來となっている。またこの時(shí)期になると、日照時(shí)間が長くなり、雨もよく降り、農(nóng)作業(yè)の繁忙期を迎えることになる。

「芒種」は、「忙種」とも呼ばれ、「種」を蒔くのに「忙」しくなる季節(jié)だ。「芒」のある麥は収穫の時(shí)期を迎え、「芒」のある稲は種蒔きに忙しくなる。「種」を蒔くこと、そして「収穫」すること。これはまるで私たちの人生のようで、「あらゆることは種を蒔くことで初めて収穫を得ることができる」と教えてくれているかのようだ。

種を蒔く一方で、収穫した麥で倉庫がいっぱいになるこの季節(jié)。その流す汗の一滴一滴が報(bào)われ、力強(qiáng)く一歩一歩前進(jìn)できることを願っている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年6月6日