資料寫真
中國船舶集団有限公司が4月12日夜に明らかにしたところによると、傘下の滬東中華造船(集団)有限公司はこのほど、中國船舶工業(yè)貿(mào)易有限公司とともに、日本の株式會社商船三井との間で、17萬4千立方メートルの液化天然ガス(LNG)運搬船4隻の建造契約に調(diào)印したという。
これは「カタール百船建造計畫――カタール北部ガス田能力拡充船舶購入プロジェクト」で初めて発効した船舶建造契約だ。これにより滬東中華は今年、大型LNG運搬船計11隻の建造を受注し、韓國の現(xiàn)代重工業(yè)とともに世界の大手造船會社のトップに並んだことになる。
船舶集団傘下の江南造船(集団)有限公司もこのほど、船舶工業(yè)貿(mào)易とともに、アラブ首長國連邦(UAE)のアブダビ國営石油會社傘下のADNOCロジスティック?アンド?サービシスとの間で、17萬5千立方メートルのLNG運搬船2隻の建造契約に調(diào)印し、中國國內(nèi)で初めてマークⅢメンブレン(薄膜)タイプと呼ばれるタンク式の大型LNG運搬船を受注した造船會社になった。
こうした重要なブレークスルーは、目下の中國造船業(yè)が遂げつつあるモデル転換のほんの一例だ。
新型コロナウイルス感染癥によりグローバルサプライチェーンが混亂に陥り、海上輸送力の不足が深刻な狀況となっている。このことが海上輸送運賃の歴史的な高止まりを推進し、海運會社の中には一日で船一隻を建造できるくらい稼ぐところもある。目下の「市場でもうけるのは資金を奪い合うようなもの」という狀況の中、船主からの注文がまるで舞い落ちる雪のように川上の造船會社に次々舞い込むようになった。
滬東中華は今年1月だけで総額87億元(1元は約19.9円)に上る7隻の大型LMG輸送船の注文を受け、1月と3月にそれぞれ1.5萬TEU(標準コンテナ換算)の大型コンテナ船1隻を引き渡した。現(xiàn)在手元にある新規(guī)造船受注量は57隻に達し、総額は680億元を超え、引き渡しには2025年までかかる計畫だ。しかもその後しばらくして、同社は大口のLNG輸送船の新規(guī)造船契約に調(diào)印する見込みであることを明らかにした。
公開された情報によると、江南造船は3月に1萬4千TEUの大型コンテナ船4隻とLNG動力(コンテナ)船4隻の大口注文を受けたという。
船舶工業(yè)貿(mào)易は上海外高橋造船有限公司とともに、タイのリージョナル?コンテナ?ラインズと3月に7千TEUコンテナ船2隻の新規(guī)造船契約に調(diào)印した。
中國國內(nèi)で最高レベルの3大造船會社は1月にそろって好調(diào)なスタートを切ったのに続き、3月にも再び輝かしい成果を上げた。
造船業(yè)が最近獲得した注文は「優(yōu)に3年は食べていける」量だが、造船會社は、「好調(diào)な時ほど慎重であるべき。LNG運搬船の技術のウェイトが高く、付加価値の高い船型を開発しなければならない」との見方を相次いで示す。
中遠海運控股股份有限公司によると、同社は現(xiàn)在、コンテナ船の新規(guī)造船受注量が32隻に達し、輸送力は合わせると58萬5千TEUになり、23年から25年までの間に次々と引き渡しを行う予定だ。輸送力を拡大し、船団を刷新することについて、同社の方針決定はこれまでは慎重すぎた。今後は輸送力をタイミングよく増やすにしても、船會社にとって船隊の規(guī)模を単純に拡大することはもはや重要な戦略ではなく、グリーン?低炭素、デジタル化モデル転換に向かう海上輸送業(yè)が新たなトレンドになるという。
國際水上輸送業(yè)の環(huán)境保護に配慮した監(jiān)督管理と政策の枠組みが形成されるのに伴い、グリーン?環(huán)境保護タイプの船型の建造を拡大することが、造船會社にとって新たなチャンスになるとみられる。中國が二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウトとカーボンニュートラルの「ダブル炭素」目標の達成を積極的に推進する背景の中で、市場では相対的にクリーンなLNGエネルギーへのニーズが急増しており、LNG輸送船の市場も急速に発展することが予想される。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年4月18日