中國の秦剛駐米大使は16日、第25回ハーバード中國フォーラムの開幕式にビデオメッセージを寄せ、「中國と米國は対話を通じて現在の両國関係の膠著と冷え込みを打破すべきだ」と表明した。新華社が伝えた。
秦大使は「ハーバード大學には中國の學生が1000人以上在籍する。これはハーバード大學最大の留學生グループであり、中米の人的?文化的交流の生き生きとした縮図でもある。しかし、中米関係は現在、厳しく複雑な局面に直面し、誤解と誤った判斷という暗雲が垂れ込め、いわゆる『新冷戦』という硬い氷に覆われつつある」と指摘。
「雙方は、より広範で踏み込んだ、率直で開かれた交流と対話を繰り広げ、事実?真実?真理の力を用いて、誤解と偏見で固められたいわゆる『一般常識』を打破し、頑ななポリティカル?コレクトネスを打破し、両國の利益にならず、両國の民意から乖離した現在の膠著と冷え込みの局面を打破する必要がある」とした。
秦大使は、今回のハーバード中國フォーラムが英知を結集して、誤解と誤った判斷という暗雲を吹き飛ばす助けとなる「ブレインストーム」を巻き起こし、一人一人の參加者が「アイスブレーカー」となることを望むと表明した。
今年のフォーラムは「非凡な歳月、困難を乗り越え前進する」をテーマに、ハーバード大學の教員と學生、専門家、學者、在米中國人留學生、両國のビジネスエリートなど600人近くが參加した。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年4月18日