4年以上前に上海で打ち上げられ死亡したあのナガスクジラが帰ってきた。4年以上の時(shí)間をかけ、全長(zhǎng)約24メートル、重さ約3トンの骨格標(biāo)本に作られ、上海自然博物館で9日、お披露目された。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。
上海の沖合で2017年3月、1頭のナガスクジラの死體が発見(jiàn)された。大型の骨格標(biāo)本を作るためには、解剖し、肉を落とし、脫脂し、つなぎ合わせ、取り付けるといった一連の標(biāo)本製作工程を踏まえる必要がある。このナガスクジラが巨大であるため、上海科學(xué)技術(shù)館の標(biāo)本製作チームは4年以上かかった。
標(biāo)本製作専門(mén)家は最初のうち、18日の大変な作業(yè)により、全長(zhǎng)24メートルで重さ40トンのこのナガスクジラを分解した。その後3年半をかけ殘りの肉落し、脫脂処理と3ヶ月近くにわたる館外取付を経て、今年12月5日夜に骨格標(biāo)本が上海自然博物館に運(yùn)ばれ、現(xiàn)場(chǎng)での組み立てが行われた。すべての構(gòu)造接続部品をすべての骨に合うよう特別にオーダーメイドする必要があるのが組み立ての最も難しい點(diǎn)だった。
またこのナガスクジラが発見(jiàn)された當(dāng)時(shí)、すでに左側(cè)のヒレが失われ、左の下顎骨が欠損していた。重さのバランスが亂れ危険になるのを回避するため、現(xiàn)在の両側(cè)のヒレと下顎骨には模型が使われている。展示効果をさらに高めるように、製作チームは現(xiàn)場(chǎng)で油絵の色を使い骨組みの黃色みがかった部分に対して塗りつぶし処理を行った。
上海が打ち上げられたクジラの標(biāo)本を作るのは今回が初めてではない。報(bào)道によると、2009年には上海市崇明區(qū)で打ち上げられた約10メートルの長(zhǎng)さで重さ約10トンのニタリクジラも標(biāo)本として作られ、上海自然博物館で展示されている。一方、今回の標(biāo)本の全長(zhǎng)はそのニタリクジラのおよそ2倍に當(dāng)たる。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年12月13日