1枚のチケットで列車と船、バスの乗り換えをスムーズに行える便利なサービス「鉄水聯運」サービスが鉄道アプリ12306 APPにリリースされた。
海に囲まれた海南島に行くためには、瓊州海峽を越えなければならず、そのためには飛行機のほか、広東省と海南省を結ぶ路線で、列車車両をそのまま鉄道連絡船に積み込む鉄道路線「粵海線」を利用することもできる。
鉄道連絡船を通じて、海南島の鉄道と全國の鉄道ネットワークを結ぶ「粵海線」は、そのネットワークにおいて重要な役割を擔っている。
広東省の江門と湛江を結ぶ「江湛鉄道」が開通したことで、広東省の西部と珠江デルタが高速鉄道でつながった。以前なら、高速列車に乗って海南省に行く場合は、湛江西駅に到著してからバスに乗り換えて、徐聞北港に行き、連絡船に乗って海を渡らなければならなかった。しかし、「鉄水聯運」がリリースされたことで、高速列車に乗る場合、一枚のチケットで列車と船、バスの乗り換えをスムーズに行い、気軽に瓊州海峽を渡ることができるようになった。
チケットの買い方
1. 鉄道アプリ12306を開く
2. メニューの中にある「鉄水聯運」をタップする
3. 中國全土の各駅(湛江西駅を除く)から海南省に向かう場合、「鉄水聯運」を選ぶ。湛江西駅から海南省に向かう場合は「公水聯程」を選ぶ。
バス/船の乗り方
関連のチケットを購入した場合、身分証明書または乗車QRコードを提示すれば列車やバス、船に乗ることができる。予約情報は「鉄水聯運」のページの右下からチェックできる。
毎日午前9時10分から午後7時10分まで、40分おきに、湛江西駅から連絡船に乗る港に向かうバスが発車している。
「鉄水聯運」のページには、「新型コロナ対策」や「乗り換え案內」、「チケットの変更?払い戻し」なども設けられており、必要な情報をチェックすることができる。
「鉄水聯運」サービスの導入により、海を渡るアクセスが一層便利になり、海南自由貿易港の建設がさらに加速すると期待されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年11月11日