3年間にわたりカナダ當局によって不法に拘束されていた中國通信機器大手?華為技術(ファーウェイ)の副會長兼最高財務責任者(CFO)の孟晩舟氏が解放され、中國政府の手配したチャーター機で25日、広東省深セン寶安國際空港に到著し、無事帰國を果たした。新華社が伝えた。
孟氏は、「千日以上の苦しみに耐え、私はついに祖國へ戻ってきた。異國の地で待ち続けた長い日々は、苦悶と苦しみに満ちていたが、タラップを降りて、両足が祖國の地に著いた瞬間、その溫もりが私の心を激しく沸き立たたせ、言葉では言い表せないほどだった」とし、さらに、「中國の普通の市民の1人として、このような苦境に遭い、異國の地で3年も過ごしてきたが、私は常に祖國、そして人々の愛と溫もりを感じ続けてきた」とした。
2018年12月1日、ファーウェイCFOの孟氏はカナダ?バンクーバーの空港で出國?乗り継ぎ手続きの際に、カナダ當局からいわれのない拘束を受け、それは実に1028日間にも及んだ。これは米國が計略し、カナダが協力して行った中國公民に対する政治的迫害事件であり、孟氏が行ったとされたいわゆる「詐欺」は完全なでっち上げで、中國のハイテク企業に圧力を與え、中國の科學技術の発展を妨害することを目的とした典型的な恣意的拘束だった。そしてカナダ當局は今回の事件で米國に従屬するという不名譽な役を演じることになった。
中國政府の弛まぬ努力と斷固とした闘いを経て、米司法省との間で、先ごろ孟氏の起訴を猶予する司法取引が成立し、米側からカナダ當局への引き渡し要求が撤回された。現地時間9月24日、孟氏は罪を認めず、また罰金を払うこともなく、カナダを出國し、帰國の途についた。
孟氏は、「この3年間を振り返ってみて、個人と企業、そして國の運命はしっかりとつながっているのだということがよりはっきりと分かった。祖國は私たちにとって最も強力な後ろ盾だ」と力強く語り、「五星紅旗のあるところには信念の燈がある。信念というものに色があるならば、それはきっと中國の赤に違いない」とした。
孟氏は新型コロナ対策の規定に基づき、今後ホテルでの隔離観察を受けることになる。(編集TG)
「人民網日本語版」2021年9月26日