雲南省竜陵小黒山省級自然保護區の職員が7月25日、野外パトロールをしていた際、小さな野生の花を発見した。雲南省林業?草原科學院の蔣宏高級エンジニアの鑑定を経て、この花はラン科鎧ラン屬植物の大理鎧ランであることが確認された。同保護區で大理鎧ランが確認されたのはこれが初となる。新華網が伝えた。
大理鎧ランの分布している範囲は非常に狹く、群の數も極めて少ないため、「絶滅危懼種」に屬する。竜陵小黒山保護區では、主に標高2400 メートルから2950 メートルまでのエリアに大理鎧ランが分布している。
蔣氏によると、大理鎧ランは地生草本植物に屬し、その最もはっきりとした特徴は一葉一花で、高い観賞性と科學研究価値を備えているという。
竜陵小黒山省級自然保護區管理局の劉勇局長は、「今回の大理鎧ランの確認によって、竜陵に分布している植物の種類が増えたことになると同時に、竜陵の優れた自然生態環境をも反映している」とした。(編集TG)
「人民網日本語版」2021年7月28日