ディズニーは今月22日、公式微信(WeChat)アカウントに、ディズニー?イングリッシュで學ぶ子供と保護者向けのメッセージをアップし、「ディズニー?イングリッシュセンターは再開しないと決定した」と発表した。ディズニー?イングリッシュが3月19日から提供してきた無料のオンラインレッスンも23日をもって終了する。
授業料が殘っている場合について、ディズニー?イングリッシュは、「必ず返金する」としている。6月26日から7月21日まで、ディズニー?イングリッシュセンターは保護者を対象に、返金やその他の処理の申請に応じる。
ディズニー?イングリッシュは、ウォルト?ディズニー直営の英語スクールで、ディズニー國際出版社ディズニー學習部門の子會社だ。公式資料によると、50ヶ國?地域の10萬以上のクラスでディズニー?イングリッシュが使用されている。
ディズニーが経営する初のレッスンセンターは2008年に上海でオープンし、中國の2歳から12歳までの子供を対象に、ディズニーキャラクターが登場する英語レッスンを提供してきた。レッスンを擔當してきたのは中國や歐州、米國の専門のスタッフだ。レッスンでは、「沒入型ストーリー解説」というスタイルが採用され、ディズニーキャラクターが登場する沒入型環境を作り出し、楽しく英語が學べるというのが売りだった。
ディズニー?イングリッシュは、閉鎖の理由について、「ここ數年、消費者の好みが変化し、オンライン學習を好む消費者が増えている。加えて、世界で新型コロナウイルス感染が拡大しており、その流れに拍車がかかり、顔を実際に合わせて行うレッスンに、保護者が子供を再び通わせるかを一層危懼するようになった」と説明している。
近年、中國大陸部の市場では、英語のオンラインレッスンを提供する學習機関が臺頭し、資本の働きかけもあって、多くのユニコーン企業が登場、オフラインの英語教室のシェアを奪う形となっている。
また、今年に入り、新型コロナウイルス感染が拡大し、オフラインの學習機関は営業停止を余儀なくされ、オンラインレッスンへの移行を余儀なくされている。ただ、退會する學生が続出したうえ、家賃や人件費などのランニングコストはそのまま殘り、負擔は大きくなるばかりとなっている。