慢性の不眠癥にはさまざまな原因があり、原発性不眠癥と続発性不眠癥がある。天津醫科大學総病院神経內科の薛蓉主任醫師は「毎週3回発生し、3カ月以上続けば慢性の不眠癥だ。短期間內に時どき不眠になる、もしくはその期間が3カ月未満で、1週間に3回未満であれば短期の不眠癥だ」と述べた。新華網が伝えた。
短期の不眠癥は早期の干渉が必要だ。そうしなければ慢性の不眠癥に転化し、うつを併発しやすい。
不眠癥を予防するには、睡眠のセレモニー感を養成し、晝夜の體內リズムを整える必要がある。薛氏は、「毎晩寢る前に寢室のメインの照明を落とし薄暗くし、事前に顔を洗い口をゆすぎ寢る前のセレモニー感を養成する。夜はできる限り運動を避ける。午後4時以降はコーヒーを飲まず、寢る前に食べ物を口にしない。食べ物による脳への刺激をしてはいけない」と述べた。薛氏によると、高品質の睡眠環境衛生を構築し、騒音をなくし攜帯電話をいじる機會を減らす。睡眠の効率が低ければ睡眠制限療法を行うことができる。つまりその他の活動をし、眠くなってから布団に入るということだ。このほか、心身をリラックスさせる方法を學び、音楽を聴き、ヨガをすることで睡眠を促すこともできる。
薛氏は「不眠の癥狀が出て2週間以上続く場合は、病院を訪れ科學的な管理を行うべきだ。醫師は評価し、薬を勧めるはずだ」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年6月9日