「中國國內(nèi)の新型コロナウイルス感染狀況がまだ予斷を許さない中、貴學(xué)院が當(dāng)校に、マスク5200枚とサーモガンを寄贈(zèng)してくださったことに、心から感謝しています。貴學(xué)院が周総理の偉大な精神を受け継いでおられることを、私たちはひしひしと感じています。この深い親睦に背くことがないよう、大切に活用させていただきます」。4月21日午前、江蘇淮安恩來幹部學(xué)院は、日本の創(chuàng)価大學(xué)の田代康則理事長、馬場善久學(xué)長から送られた感謝狀を受け取った。人民日報(bào)が報(bào)じた。

創(chuàng)価大學(xué)と恩來幹部學(xué)院の友好関係は、周恩來総理との縁がきっかけだ。1974年12月、周総理は、訪中した創(chuàng)価學(xué)會(huì)の會(huì)長で、創(chuàng)価大學(xué)の創(chuàng)始者である池田大作氏と會(huì)見した。翌年、創(chuàng)価大學(xué)は、新中國成立後第1陣となる中國人留學(xué)生を受け入れ、両國の學(xué)生は共に桜の木を植樹し、「周桜」と命名した。その木々は毎年少しずつ生長し、両校の友誼もずっと保たれてきた。両校も、交流や訪問活動(dòng)を頻繁に展開しており、さまざまな分野で関心を寄せ合い、勵(lì)まし合ってきた。

今回の新型コロナウイルス感染の流行に際して、恩來幹部學(xué)院には1月22日と2月7日に、創(chuàng)価大學(xué)からお見舞いの手紙が屆いた。手紙には、中國の新型コロナウイルス感染狀況に心を痛めていること、そして、全校の學(xué)生?教員の健康を祈っていることが綴られていた。

2月下旬以來、日本でも新型コロナウイルス感染拡大が深刻になり、創(chuàng)価大學(xué)がマスク?サーモガン不足に直面していることを知った恩來幹部學(xué)院は、教員?職員出勤再開初日の3月12日に、會(huì)議を開き、淮安市が友好都市や友好交流都市に醫(yī)療物資?衛(wèi)生用品を寄贈(zèng)しているのを踏まえて、創(chuàng)価大學(xué)にもマスクなどを寄贈(zèng)することを話し合った。

恩來幹部學(xué)院の黃桂林副院長は、「當(dāng)校はさまざまなルートを通じて、あれこれ手を盡くして使い捨てマスク5000枚、KN95マスク200枚、サーモガン4臺(tái)を調(diào)達(dá)し、できるだけ早く日本に発送できるよう計(jì)畫した」と話す。

しかし、発送が完了するまでは、いくつものハードルを越えなければならなかった。例えば、日本の郵便局では中國との間の國際郵便が一時(shí)停止となっており、中國の宅配企業(yè)に連絡(luò)すると、貨物が滯留する狀況が発生していた。最終的に、地元の郵政當(dāng)局と連絡(luò)を取り、當(dāng)局の協(xié)力を得てようやく発送の手配をすることができた。3月20日、その貴重な衛(wèi)生用品が日本へ発送された。

4月9日、物資が入った最後の一箱が創(chuàng)価大學(xué)に屆いた。創(chuàng)価大學(xué)北京事務(wù)所のスタッフ?上野理恵さんは、「この物資は本當(dāng)に役に立ちます！」と感謝の言葉を寄せた。

沿海地域である江蘇省は、63ヶ國339都市と友好都市提攜を結(jié)び、428都市と友好交流都市提攜を結(jié)んでいる。

3月16日、無錫市から、使い捨て醫(yī)療マスク6萬枚と醫(yī)療用防護(hù)服1500著が友好都市である日本の相模原市と韓國の金海（キメ）市、蔚山（ウルサン）市に発送された。同月18日、蘇州市がイタリアのヴェネツィアに寄贈(zèng)したサージカルマスク2萬枚が積み込まれたチャーター機(jī)が上海からミラノに向けて飛び立った。また、揚(yáng)州運(yùn)河沿いにある世界運(yùn)河歴史文化都市協(xié)力組織は、企業(yè)と共同で、27ヶ國、20以上の國際機(jī)関に、使い捨て醫(yī)療マスク合わせて1萬枚以上を寄贈(zèng)した。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年5月13日