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【人民網時評】三たび米國の政治屋に問う 「中國を非難」すれば命を守れるのか?

人民網日本語版 2020年05月09日16:49
【人民網時評】三たび米國の政治屋に問う 「中國を非難」すれば命を守れるのか?

新型コロナウイルスの米國での急速な感染拡大を前にして、一部の米國の政治屋やメディアは、救命ではなく、責任を人になすりつけることに注目している。( 人民網特約評論員?人民網に掲載)

メディアが先ごろ暴露した57ページにも及ぶ共和黨の文書は、いかにして感染拡大の責任を中國になすりつけるかを詳細に手ほどきするものだった。その核心的重點を最も體現していたのは、おそらく「感染の爆発的拡大はトランプ大統領のミスによるものかと聞かれた場合」についての項目だろう。共和黨員は、大統領が中國への渡航禁止令を発令したことを強調する以外は、「ほかに大統領を弁護するようなことは言わず、直接中國を非難すればそれでいい」と告げられていた。

これほど簡単で粗暴な言葉を選んで書かれているこの項目には、感染拡大を前にした時に、米國の一部の政治家が科學を重視せず、証拠を無視し、世論を混亂させ、民意を愚弄しようとしていることがはっきりと表れている。

現在、米國は世界で感染拡大が最も深刻な地域であり、感染者數は100萬人を超え、死者數は8萬人に迫っている。感染拡大初期に米國政府の対応が混亂していたという情報が次々と伝わるにつれて、また米國の感染拡大狀況に対する社會の理解が深まるにつれて、一部の政治家が責任を外部になすりつけて民意を味方につけようとしても、それは真実を知りながら自他ともに騙すような行為になるのは明らかだ。

この歴史的な危機にあって、米國社會では連日、多くの疑問が呈され、反省の機運が高まっている。各方面が注目しているのは、感染を食い止めるためのチャンスが2ヶ月以上もありながら、なぜ米國は感染癥に対応するための準備を整えることができず、予防?抑制がことごとく受け身になってしまったのかという點だ。

科學誌「サイエンス」は、「米國の感染癥対応は『支離滅裂でひどく混亂している』。しかも政治家が発する『相互に矛盾する情報』によってかき亂されている」と指摘。また、米國の感染予防?抑制が不十分な理由について、ニューヨーク大學ランゴーン醫療センターのアーサー?カプラン教授は、「米國が直面している脅威に対するホワイトハウスの対応は厳粛さに欠ける」ためであり、「自由市場を信奉する保守派は科學よりもイデオロギーを優先し、全國的な感染拡大に対して有効な対応をすることができない」ためだと分析した。

科學研究で飛躍的成果があげられていない今は、國際社會が団結し、協力することが、各國が感染癥対策を行う際に最も頼りになる有効な『ワクチン』となる。ウイルスに國境はない。責任を人になすりつけても、それは自分で自分を欺く行為にすぎず、ウイルスに対抗する『ワクチン』にはならない。むしろ政治ウイルスと呼んだほうが適切だろう。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年5月9日

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