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2019年世界アプリ収益番付 中國企業の數が初めて日本を抜く

人民網日本語版 2020年04月13日17:44

米國のアプリ市場調査會社のアップアニーがこのほど発表した「2020年モバイル市場報告」によると、2019年には世界のアプリケーションダウンロード件數が前年比6%増加して、延べ2040億件に達した。このうちインドは2.9倍増加、中國は80%増加、インドネシアは70%増加で、基本的に前年の水準を保った。

アプリ収益のトップ52社のうち、中國企業は11社、日本企業は10社となり、比較可能なデータがある2011年以降、中國企業の數が初めて日本企業の數を上回った。

消費支出トップ3アプリには、米マッチグループのマッチングアプリ「ティンダー」、米動畫配信サービスの「ネットフリックス」、騰訊控股(テンセント?ホールディングス)の動畫サイト「騰訊視頻(テンセント動畫)」が並んだ。ダウンロード件數トップ3アプリには、チャットアプリ「フェイスブック?メッセンジャー」、SNSアプリ「フェイスブック」、チャットアプリ「ワッツアップメッセンジャー」が並び、いずれも米フェイスブックのアプリだ。

アプリストアの消費支出額は18年より18%増の1200億ドル(1ドルは約107.8円)になり、16年の2倍以上になった。具體的には、ゲームとオンライン動畫が勢いよく伸びた。ゲームアプリの消費支出は全體の72%を占めた。年間消費支出が1億ドルを超えたゲームアプリは17年比59%増加して、140本に上った。

娯楽アプリの利用時間は17年比50%以上増加した。動畫ストリーミング再生のアプリで映畫、テレビ、ライブ配信を見る人が増加した。

動畫配信サービスのアプリでは、「ネットフリックス」と米「Amazonプライム?ビデオ」が勢いよく発展している。この分野の競爭は日に日に激しくなっており、19年11月に米アップルの「アップルTVプラス」が參入したほか、20年5月には米AT&T傘下のワーナーメディアの「HBOマックス」も參入予定。アップアニーは、「提攜や合併などを通じて消費者の支出を奪い合う動きがみられるだろう」と予想する。

「Amazon(アマゾン)」をはじめとするショッピングアプリの世界でのダウンロード件數は18年比60%増加して、54億回を超えた。ショッピングアプリは引き続き手堅い動きをみせた。

世界の一日あたりスマートフォン利用時間は3時間40分となり、18年より40分多かった。國別にみると、1位はインドネシア、2位は中國、3位はブラジルだった。

これから注目を集めるとみられるのはモノのインターネット(IoT)関連アプリだ。アマゾンの人工知能(AI)スピーカー「アレクサ」などのIoT関連アプリでは、米國でのトップ20アプリのダウンロード數は1億6千萬回を超えた。「こうしたトレンドは新興市場國にも向かうとみられる」とする分析がある。アップアニーは、「世界規模でみると、スマホが全てのデバイスの頭脳になるだろう」と予想する。

同報告は世界22ヶ國を対象に実施した調査に基づいている。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年4月13日

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