國務院共同感染対策メカニズムの記者會見が17日、北京市で開催された。新型コロナウイルスによる肺炎の薬品や試薬キットの研究開発に関する最新狀況が紹介された。科學技術部(省)生物センターの張新民センター長によると、中國は幹細胞などの新技術?新方法を利用した新型肺炎の治療を模索している。その臨床結果は安全かつ効果的で、肺線維癥を防止し、患者の長期予後を改善する獨自の優位性を持つ。人民網が伝えた。
張氏によると、幹細胞は新型コロナウイルスが患者の體內で引き起こす激しい炎癥反応を効果的に和らげることができる。肺の損傷を減らし、肺機能を改善し、肺の保護?修復を行い、患者の肺線維癥の軽減に対して積極的な役割を果たす。新型コロナウイルスによる肺炎が発生すると、科學研究チームは直ちに幹細胞による新型肺炎治療の臨床研究の緊急プロジェクトを開始した。これには世界初の承認を受け新型肺炎治療の臨床試験を行う幹細胞薬品、厳格な第3者検査を踏まえ臨床研究を展開した間葉系幹細胞製剤が含まれる。研究チームは著実な臨床前研究と品質検査を行い、高い安全性を証明した。
前期臨床研究を踏まえた上で、緊急科學研究プロジェクトをサポートする王福生院士のチーム、周琪院士のチーム、劉中民教授のチームが武漢市に入り、重癥(重篤)患者の臨床研究?治療を展開し、すでに64人の患者を治療している。その結果によると、幹細胞による新型肺炎患者の治療は安全かつ効果的で、重癥?重篤患者の呼吸困難を早いうちに解消するか、悪化を食い止めることができる。臨床癥狀、呼吸機能、畫像検査などでいずれも好転し、通常8?10日で治癒の水準に達する。また幹細胞は肺線維癥の進行を妨げ、肺損傷の修復促進作用を持つ。肺線維癥の防止、患者の長期予後の改善における獨特な優位性を示している。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年3月18日