春節(jié)(舊正月、今年は1月25日)前後から急速に感染が広がった新型コロナウイルス。中國各地で春節(jié)休暇が延長され、學(xué)校は新學(xué)期開始を遅らせたり、オンライン授業(yè)に切り替えるといった対策がとられている。企業(yè)や工場も営業(yè)や操業(yè)開始時(shí)期の延期やテレワークへの切り替えを行い、2月下旬からは段階的に出勤や操業(yè)も始まっている。人民網(wǎng)ではこうした狀況の中、中國で生活や仕事を続けている日本人を取材し、彼らの目を通して新型コロナウイルス影響下での日々を紹介していく。
井村屋(北京)食品有限公司?時(shí)山晃一営業(yè)部長
「マスクなしで、笑って話ができるまで、頑張りましょう」
北京在住歴12年という中國生活もベテランの時(shí)山さんは當(dāng)初、2月10日から事務(wù)所出勤が始まったものの、北京市の帰京後14日間の自宅観察の措置に基づき、在宅勤務(wù)に切り替え、24日から再び通常出勤をスタートしている。
初動の速さが功を奏す
このように出勤がスタートするまで紆余曲折はあったものの、工場でマスクを使用するため、マスクが品薄になる前に十分なマスクを調(diào)達(dá)していたことが功を奏し、従業(yè)員にとっての不安材料の一つ、マスクの不足を解消することができたという。
売り上げに影響あるも今後への模索の契機(jī)に
現(xiàn)在、飲食店はもちろんのこと、コンビニエンスストアやスーパーでの売り上げにも影響が出ているが、厳しい規(guī)制が実施されているにも関わらず、ライフラインに目立った混亂が見られなかったことは著しい発展を遂げたネットショッピングと宅配サービスというインフラがあったからではないかとする時(shí)山さん。今後事態(tài)が収束した後も、人々はこうしたサービスに依存した生活から抜け出せなくなり、より一層の発展を遂げると見ており、今後はこうしたサービスを見據(jù)え、企業(yè)の発展の方向性として準(zhǔn)備していく計(jì)畫だとした。
また普段は日常的な業(yè)務(wù)に追われてできなかった長期的な視野で考える大きな動きの準(zhǔn)備をする時(shí)間も取れているとし、先を見據(jù)え、今回の感染による影響を前向きにとらえている。
悲観的な考えからの転換
しかし、そんな時(shí)山さんも最初からこのように前向きだったわけではないそうで、最初のうちは、様々な規(guī)制がしかれる中、これが數(shù)ヶ月は続くのではないかと悲観的な考えにとらわれていたという。しかし、在宅勤務(wù)で家族と一緒にいられる時(shí)間が増えたことで、次第に現(xiàn)狀に向き合えるようになり、今は手洗い、うがいはもちろん、免疫力を保つために運(yùn)動を続けている。
時(shí)山さんから武漢と中國の皆さんへの応援メッセージ
マスクなしで、笑って話ができるまで、頑張りましょう。一日も早くそんな日が來ることを祈っています(文?玄番登史江)。
「人民網(wǎng)日本語版」2020年2月27日