「中國天文年暦」によると、北京時(shí)間11月8日午前1時(shí)24分に「立冬」の節(jié)気が到來した。立冬は、1年のうち19番目の節(jié)気で、冬季に入り最初の節(jié)気でもある。通常、毎年太陽暦の11月7日か8日となる。各メディアの報(bào)道を総合して人民網(wǎng)が伝えた。
立冬が到來したとはいえ、実際に冬がやって來たという訳ではない。気象學(xué)上で冬季に入る基準(zhǔn)は、5日間連続で一日の平均気溫が10℃を下回った時(shí)となる。この基準(zhǔn)によると、中國の北方のほとんどの地域は、立冬前にすでに冬季に入ったが、南方の各地は、まだ秋季のままということになる。
〇餃子や羊肉しゃぶしゃぶを食べる風(fēng)習(xí)
「冬令進(jìn)補(bǔ)、春天打虎」(冬に身體を補(bǔ)えば、春に虎を倒すほど元?dú)荬摔胜耄─趣いχVがある。「補(bǔ)」は、冬の食に関する風(fēng)俗の大きな特徴だ。北方、特に北京や天津の人々は、立冬に餃子を食べる風(fēng)習(xí)がある。発音が同じであることから、餃子は「交子」とも呼ばれる。立冬は秋と冬が交わる時(shí)であることから、「交子之時(shí)」に餃子を食べないわけにはいかないというわけだ。
清朝の宮廷では、立冬に羊肉のしゃぶしゃぶを食べる決まりがあった。というのも、羊肉は、溫かさを補(bǔ)う食べ物であり、五臓を溫めるのに効果的なことから、冬の寒さで體が冷えるのを防いでくれるからだ。後に、この宮廷の風(fēng)習(xí)は徐々に民間にも普及していった。
〇天気に関する注意事項(xiàng)
冬季最初の節(jié)気である立冬が訪れると、各地で寒さが厳しくなる。立冬を過ぎると、寒気が頻繁に到來し、速度を増して本格的な冬へと移っていく。気象予報(bào)によると、今後數(shù)日間は、寒気の影響を受け、北方の多くの地域で雨や雪が降って気溫が下がり、西北の一部地域では砂埃も舞う見込みとなっている。