松山バレエ団はこれまで15回以上訪中公演を行っており、その代表作には中國の物語である「白毛女」がある。同バレエ団は中國と積極的に蕓術交流を行っている。同バレエ団の総代表である清水哲太郎氏はこのほど人民網の取材に応じ、中國に興味を持ったきっかけ、中國を初めて訪れた際の印象、中國との蕓術交流などについて語った。人民網が伝えた。
清水氏は16歳のときに指揮の勉強で中國を訪れ、それをきっかけとして中國に興味を持つようになった。當時中國を訪れる際、まず香港地區に入る必要があり、広州から北京に向かったという。その際に、清水氏は北京の人々から抱きしめられるという熱烈な歓迎を受け、とても感銘を受けたという。
中國は改革開放後、目を見張るほどの進化?進展を見せていたという。清水氏にとって、それまでの中國は精神的にやる気の満ちた漸進的な國だったが、改革開放により世界の様々な技術を取り入れ、獨自に発展させていった。清水氏はこの狀況を見て、中國が世界の様々な分野をリードするのは確実であると感じたという。
中國との今後の蕓術交流について、清水氏は、「中國は數千年の歴史があり、家族のような存在。しかし、日本人が明治維新のときに西洋人に傾倒したため、日本人が中國人を差別的に扱ったという歴史がある。そういった歴史を私たちが背負い、日本人の原罪が橫たわっていることを中國の人々に蕓術を通して明確に示し、中國人に信頼してほしいというメッセージを伝えたい。また、中國の蕓術界と手を組み、共に偉大な功績を殘したい。その原點として、『白毛女』の公演を行っている。この公演は、日本人の心の底にある中國の人々に対する原罪をときほぐすという意味で大変重要な蕓術作品となっている。そのことを軸に據え、中國の人々と手を組んで未來へと進んでいきたい」と語った。
また、「白毛女」の公演について、清水氏は、「中國人が中國の物語を演じるのは當たり前だが、日本人がそれを行うことには大きな意味がある。私たちは近代史に殘る不幸な歴史を背負いながら、中國の人々に『白毛女』の公演を見せ、これが非常に大きな意義となっている。中國、日本のどちらで『白毛女』の公演を行った際も、中國の人々が心から涙を流して私たちを受け入れてくれる。これを見て、私たちが蕓術を通して、中國の人々と共に前に進もうとする姿は間違っていないと確信することができる」と述べた。(文?木村雄太)
「人民網日本語版」2018年12月12日
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