「國慶節(建國記念日、10月1日)」の大型連休も終わり、旅行に繰り出した消費者も、すでに続々と帰宅した。オンライン旅行サイト「去哪兒網」はこのほど、國慶節連休期間中の旅行報告を発表した。中國新聞網が伝えた。
例年と同じく、「爆買い」旅行に最も人気が集まった。今年に入り、海外旅行に出る中國大陸部の住民が急増するにつれて、世界各地のブランド?小売企業や観光地は、大型連休中に大挙して押し寄せる中國人観光客を手ぐすね引いて待つようになった。
政府関係の統計データによると、中國人海外旅行者數は今年、延べ2億人を突破すると予想される。急成長中のこの海外観光客の群體が、財布の紐を緩め消費に明け暮れる狀況に、誰もが関心を寄せている。國慶節連休が始まると、海外市場は続々と中國語による案內を出し、中國人の買物を歓迎した。中國人観光客の方も、「パワー全開」とばかりに、世界で「爆買い」を繰り広げた。日本、韓國、英國など多くの國の免稅店やショッピングセンターは軒並み、中國人客を迎え、彼らの眼を引こうと、中國語のポスターを準備した。
一方、これまでと異なり、「老舗」観光地である香港は、冷遇の憂き目に遭った。統計データによると、今年の國慶節連休中、香港を訪れた大陸部のツアーは、1日平均260組と、昨年の300組を下回った。現地ホテルの稼働率も、例年なら8割を超えていたが、今年はなんとか7割に達した程度だった。観光客が必ず訪れる尖沙咀(チムサーチョイ)の人出も、今年の連休は例年に比べ明らかに少なかった。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年10月9日