劉霆さんは2005年、尿毒癥末期の母親を世話するため、母親を背負(fù)って進(jìn)學(xué)し、「全國の道徳的模範(fàn)」に選ばれた。彼は道徳と本當(dāng)の気持ちとの間で揺れ動く性同一性障害の人間でもあり、肉體的には男性でありながら、女性になりたいという願いを持っていた。最終的に彼は決心し、一連の性転換手術(shù)を受けて女性になった。劉さんは手術(shù)で「自分の性を取り戻した」ことを喜んでいる。人民網(wǎng)が伝えた。
半年ほどかけて劉さんは広州美萊病院の支援の下で自分の願いを成就させ、本當(dāng)の女性として「劉婷」という新しい名前を名乗っている。
2014年11月5日、親子2人は臨安市公証所を訪れて手術(shù)のための証明書を手続きした。これまで取材に応じなかった父親も初めて姿を見せた。父親は公務(wù)員のようで、手を後ろで組んで離れた隅に立っていた。「自分のことは自分でよく考えなさい。後悔しないように。決心したなら私が署名する」。父親の問いかけに、劉さんはきっぱりと「これは私がずっとやりたかった事なんだ」と答えた。
続く數(shù)カ月の間に劉さんは病院で生殖器の整形や豊胸手術(shù)といった一連の手術(shù)を受け、母親がずっと付き添った。生殖器の整形手術(shù)の前の晩は、生まれ変わることを考えると劉さんは興奮して眠れなかったという。母親は天に祈る以外に何もできなかった。手術(shù)後にベッドに橫たわる劉さんを見て、母親は突然、以前の「劉霆」がいなくなったと自分の子供を失ったように感じ、動揺してトイレに駆け込むと泣き出してしまった。
道徳的模範(fàn)から性転換者へ、男性から女性へ、疑念から祝福へと奮闘の道を歩んできた劉婷さんは今、未來へ挑戦する準(zhǔn)備を整えている。(編集YH)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年4月15日