外交部(外務省)辺界?海洋事務局長の歐陽玉靖局長は16日、ベトナムが中國企業の西沙(英語名?パラセル)諸島における南シナ海海域掘削作業を妨害していることについて、ブリーフィングを行った。
歐陽局長は、「中國はこれまでたびたびベトナムに中國の主権と管轄権を尊重し、中國企業が進めている南シナ海海域での作業を妨害する行為を停止するとともに、船舶と人員を同海域から撤退させるよう要求したが、ベトナム船舶は増えこそすれ減ることはなく、中國の船舶に衝突を繰り返している。中國はこれに強い不満を表明し、これまでたびたびベトナム側に交渉を呼びかけ、ただちに中國企業の正常な作業への妨害をやめ、すべての船舶と人員を撤退させるようベトナムに要求してきた」と述べた。
また、「中國側が作業する海域は中國の領土からわずか17海里の距離にあり、ベトナムの海岸からの距離は約150海里だ。ベトナムが中國企業が中國の近海で行う正當で合法的な掘削活動を妨害していることは、まったく道理に合わないことだ。中國側の作業は今年や今月になって始まったものではない。過去10年にわたり、中國企業はずっとこの海域で基礎作業を進めてきた。今回の掘削は10年に及ぶ関連作業の延長であり、中國は作業の完了を斷固として確保していく」と表明した。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年5月17日