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貓や犬の次は小鳥をなでなで?中國(guó)の若者の間で「鳥カフェ」が人気に

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2024年12月31日14:26

客の肩にとまるインコ。

客の肩にとまるインコ。

可愛(ài)らしい鳴き聲を聞きながら、そのフワフワの頭をなでなで……肩にとまったインコに「スリスリされる」のはどんな気分?四川省成都市の若者の間では今、貓カフェや犬カフェに続いて、鳥のいるカフェが人気となっている。

今年12月、成都市では「鳥カフェ」が數(shù)軒オープンした。溫かな雰囲気が漂うその店內(nèi)で、コーヒーを飲みながらインコと遊ぶというのが、多くの若者の新たな週末の過(guò)ごし方となっている。ECプラットフォーム「美団」で検索すると、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で、成都には動(dòng)物カフェが100軒以上ある。貓カフェや犬カフェがメインで、「鳥カフェ」は新顔だ。

小鳥がカフェの「スタッフ」に

客は若者がメイン

12月24日、成都市の玉林街道(エリア)にある「鳥カフェ」の店內(nèi)で、オーナーの露娜さんは手と肩の上に複數(shù)種類のインコを乗せ、客に「このオカメインコの名前は周大福。明るい性格で、歌が大好き」と紹介していた。

店の「スタッフ」としてインコを客に紹介する露娜さん。

店の「スタッフ」としてインコを客に紹介する露娜さん。

露娜さんの「鳥カフェ」には、「スタッフ」の小鳥が20羽以上いて、その寫真が壁に掛けられ、それぞれの性格や特徴も書かれている。客は自分の好きな小鳥を選んで、一緒に遊ぶことができる。

午後2時(shí)頃、「鳥カフェ」の店內(nèi)は満?jiǎn)Tとなり、小鳥と一緒に遊ぶ客たちで埋まっていた。客は20歳前後の若者がメインで、親子連れの姿もあった。客のほとんどは鳥を飼った経験がある。

「鳥カフェ」の店內(nèi)には、鳥のえさやおやつ、止まり木といった鳥用品のほか、ピアスやフィギュア、帽子といった関連グッズが並ぶコーナーもある。そして、多くの客が帰り際にこうした商品を購(gòu)入する。その他、「鳥カフェ」では鳥の預(yù)かりやシャンプーなどのサービスも提供している。

小鳥用品も並ぶ「鳥カフェ」。

小鳥用品も並ぶ「鳥カフェ」。

露娜さんとインコの出會(huì)い

貓や犬より飼いやすいインコ

露娜さんのスマホには、「鳥カフェ」を12月にオープンさせるために、北京と成都を20回以上往復(fù)したフライトの記録が殘っている。

露娜さんは小動(dòng)物が大好きだが、北京で働いている時(shí)は、他の人と一緒に住んでいたため貓や犬を飼えなかったという。しかし、ある日、街を歩いている時(shí)に偶然入った店で、オカメインコが飛んできて、手にとまった。インコは鳴き聲も小さくて、おとなしく、外に出してあげる必要もないことを知った露娜さんはインコを飼うようになり、4年経ったという。

露娜さんが飼っているインコの名前は「lucky」。「利口で、歌を何曲か歌うことができる。歌う様子を撮影して動(dòng)畫をネット上にアップしたらバズって、今ではネットで人気のインコになった」と露娜さん。こうして露娜さんはペット系のブロガーとなり、ソーシャルコマースプラットフォーム「小紅書」のフォロワーは4萬(wàn)人以上に達(dá)している。

動(dòng)物+カフェ

若者の心を癒すペット

成都の人たちはゆったりとした暮らしを好み、ペットを飼うのも大好きだ。企業(yè)情報(bào)サイト?企査査の統(tǒng)計(jì)によると、12月23日の時(shí)點(diǎn)で、中國(guó)のペット用品関連の企業(yè)は32萬(wàn)9000社。そのうちの1萬(wàn)4000社が成都にあり、その數(shù)は全國(guó)の都市で3番目に多い。

露娜さんは、「週末になると、當(dāng)?shù)辘舷沥訾毪郅嗓钨cわいになる」と話す。小紅書で「成都の動(dòng)物カフェ」と入力して検索すると、関連の書き込みが113萬(wàn)件ヒットした。そのことからも、成都市では動(dòng)物カフェの人気が高いことがよく分かる。

中國(guó)情報(bào)協(xié)會(huì)の朱克力常務(wù)理事は、「『動(dòng)物+カフェ』という新しいビジネススタイルが盛況となっているのは、若者の精神的ニーズとライフスタイルの変化をしっかりと捉えているからだ」との見方を示す。

そして、「高齢化社會(huì)などの社會(huì)現(xiàn)象が現(xiàn)れていることに加えて、今の若者の結(jié)婚?戀愛(ài)観も多様化しており、気持ちに寄り添ってくれるペットの存在がより大きくなっている。特に、都市の生活はリズムが速く、余暇の質(zhì)や精神的な癒しなどを重視する若者が増えている。ペットは、飼い主に無(wú)條件で精神的な慰めを與えてくれる。成都は動(dòng)物病院の數(shù)も中國(guó)で上位に入っており、ペットサロンやペット預(yù)かりといったサービスも日に日に充実しつつあり、『動(dòng)物+カフェ』というビジネススタイルの成長(zhǎng)を促進(jìn)している」と指摘している。(編集KN)

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2024年12月31日

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