中國國家文物局によると、イタリアに流出していた中國の文化財56點がこのほど、中國に返還された。2019年3月に中國の文化財?美術品796點がイタリアから中國に返還されたのに続いて、中國とイタリアが締結している文化財の不法な輸入?輸出を防止するための二國間協定の枠組み下で返還が実現したケースとなった。

今回返還されたのは主に、中國の甘粛省や青海省、陝西省などで出土した文化財?美術品で、高い歴史的、蕓術的、科學的価値を誇る。例えば、新石器時代の馬家窯文化の彩陶は、中華文明の起源や初期の発展を研究するための実物資料となっている。また、漢や唐の時代の陶俑、元の時代の陶獣は、當時の社會の安定と豊かさ、開放性と包摂性を裏付けている。

今月の時點で、48回に分けて、2113點/セットの海外流出していた文化財?美術品が中國に返還された。

「人民網日本語版」2024年11月14日