中國でピーク時以外を選んで旅行する中高年層が激増 人気の旅行先は?
人民網日本語版 2024年11月05日11:26
中國各地の観光市場を見ると、今の時期、「中年?高齢」の観光客が主役となっている。こうした層は、ピーク時を避け、平日を選んで旅行に出かけている。では、中高年層の間で人気となっている旅行先はどこなのだろうか?
北京市朝陽區のある旅行社の店舗に足を運ぶと、旅行の予約に來る人が後を絶えず、そのほとんどが高齢者だった。
江蘇省溧陽市南山竹海景勝地では、北京から來たという「シルバー族」の団體客が入口で寫真を撮影していた。その後、現地の特色あるアクティビティを楽しむ予定という。
同市のある溫泉リゾート地の朱建全?総経理補佐によると、ほとんどの高齢者が旅行ピークを避けてやって來るといい、平日には高齢者の割合がほぼ50%以上に達するという。
統計によると、今冬の旅行商品の予約をみると、50歳以上の中年?高齢者の予約が國慶節(10月1日、建國記念日)に合わせた7連休に比べて286%増に達している。また、海外旅行を見ると、スペインやポルトガルなどが、「シルバー族」の間で人気の旅行先となっている。
観光のスマート化が推進され、高齢の観光客が日に日に増加するにつれて、一部の景勝地や消費シーンは、高齢者に合わせた対策を講じている。例えば、江蘇省揚州市の瘦西湖景勝地は、高齢者が安心して観光できるよう、「4分緊急時救援圏」を構築し、突発的な事態にすぐに対応できるよう備えている。また、浙江省の桐郷烏鎮西柵景勝地は、70歳以上の高齢者を対象に、車椅子のレンタルサービスや、24時間態勢の電動自動車を使った送迎サービスを提供している。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年11月5日
関連記事
- 中國がビザ免除措置対象國を拡大 インバウンド客が増加の一途たどる
- 中國ラオス鉄道?國際旅客列車の単日利用者數の過去最多記録更新
- 中國各地が秋の鑑賞シーズン突入、活況に沸く観光市場
- 7‐9月期の中國出入國(境)者數は延べ1.6億人 ビザ免除措置利用の外國人は延べ488.5萬人
- 中國?ベトナムを跨ぐツアーが新たなトレンドに
- 北京の外國人向けICカード「BEIJING PASS」の発行數が1萬枚超に
- 嘉峪関の萬里の長城 600歳超える「高齢」でも変わらぬ輝き
- 中國の國慶節7連休、「アダプティブ充電式旅行」や県域旅行が人気に
- 國慶節7連休に19億人以上が地域跨ぎで移動の見込み
- 中國初の國際観光列車の運行が中國ラオス鉄道で開始
このウェブサイトの著作権は人民網にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn