王毅中共中央政治局委員（外交部長）は27日、ラオス?ビエンチャンでASEANプラス3（中日韓）外相會議に出席した。新華社が伝えた。

王氏は「ASEANプラス3は最も成熟した地域協力體制の1つであり、20年余りにわたり各分野で実務協力を拡充し、金融危機や新型コロナウイルスのパンデミックなどの試練に対する地域諸國の対策を先導してきた。2ヶ月前、中日韓サミットが4年ぶりに成功裏に開催され、東アジア協力の促進について重要な共通認識に至り、ASEANプラス3協力に新たな弾みをつけた。世界経済の成長が鈍化し、地政學的狀況が複雑に変化している現在、安定的発展を求める各國の聲はさらに強まり、リスクや試練への対処が一層差し迫って求められている。中國は各國と共に、引き続き地域枠組みにおけるASEANの中心的地位を支持し、ASEANプラス3メカニズムの役割を十分に発揮し、優位性のある在來分野の協力を深め、新興分野の協力を拡大し、地域の発展に新たな原動力を與え、地域の人々に希望をもたらすことを望んでいる」と表明。

王氏は次の段階の協力について、中國として次の4點を提言した。

（1）経済統合を深く推進し、地域の連結を促進する。

（2）危機対処能力を強化し、地域の安定を維持する。

（3）新興分野の協力を拡大し、地域の発展を先導する。

（4）社會や人的?文化的分野の交流を促進し、地域の共通認識を形成する。

（編集NA）

「人民網日本語版」2024年7月29日