オフィスにも大改造の風? ワークスペースを「家のような場所」にする若者
もともとは會社への帰屬感が高いことを示す「會社を自分の家だと考える」という言い方に、オフィスで働く多くの人が、「ワークスペースを家のようなインテリアにする」という新たな解釈を加えている。
自腹を切って人體工學オフィスチェアや縦型モニターなどのテクノロジーを駆使した什器や機器を購入したり、花やグリーン、人形、フィギュアなどの心を和ませるアイテムを飾ったり、さらにはヘルスポットや攜帯式茶道具など暮らしを豊かにするグッズを置いたりする。
(畫像著作権はCFP視覚中國所有のため転載禁止)
オフィスの大改造の風が「ワークスペース経済」を誕生させ、過去1年間に1千萬人を超える人がECプラットフォームでオフィスのインテリアのための商品を購入した。上海や深センなどの労働組合は「最も美しいワークスペース」コンテストを開催し、ネットでは「自分のワークスペースは同僚に3LDKの部屋みたいだと言われた」、「帰りたくなくなる神ワークスペース」といった話題へのアクセス數(shù)が1億回を超えた。
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働く人がワークスペースの大改造に熱中するのは、自分を楽しませたいのが一番の理由だ。
かつて一世を風靡した賃貸マンションの改造と同じで、オフィスのデスクは自分のものではないが、そこに座って働く1分1秒はすべて自分の時間だ。窓の外の景色は素晴らしくなくても、目の前の小さな空間を大切にして、限られた條件の中でどう見えるか工夫し、自分のために最大限のリラックス感を演出し、セレモニー感を出し、帰屬感を求めることはできる。できる範囲での小さな確実な幸せによって、変わり映えのしない毎日の仕事にささやかな期待を寄せることは可能だ。
そしてオフィス環(huán)境の「ビジュアル向上」は働く人のストレス解消にも効果的だ。
寫真提供?一粒喵菌
仕事に行かなければならない煩わしさ、つまずいたときの失望感、仕事をめぐる不安は、職場にある1輪の花や1本のグリーン、1匹の魚、1體の人形で癒やされることがよくある。オフィスに「家のような平和と落ち著き」があれば、仕事の大変さが少しは緩和されるような気もする。
ほんの數(shù)メートル四方のワークスペースの空間は、努力する場所であり、心を落ち著かせる小さな癒やしのコーナーでもある。興味や趣味でネガティブな感情をシャットアウトし、苦労の中に楽しさを見いだそうとするオフィスの「ささやかなリフォーム」は、若者たちが生活する中で抱く「ちょっとはほっこり和んでもいいよね」という気持ちの表れなのかもしれない。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2024年7月18日
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