（畫像著作権はCFP視覚中國所有のため転載禁止）

國內(nèi)総生産（GDP）が1兆元（1元は約21.5円）を超える都市の構(gòu)造に変化が起きている。GDPの総量から見ると、上位3位の上海、北京、深センは安定の中で成長した。そのうち北京は第1四半期（1-3月）のGDPが初めて1兆元の大臺(tái)に突入した。重慶と広州が逆転し、重慶は経済4位の都市に飛躍した。GDP成長率は蘇州が7.9％でトップだった。

蘇州の1-3月期GDP成長率がトップ

2023年に常州と煙臺(tái)が仲間入りしたことで、中國のGDP1兆元都市は26ヶ所に増えた。具體的には、上海、北京、深セン、広州、重慶、天津、蘇州、武漢、成都、杭州、南京、青島、無錫、長沙、寧波、鄭州、仏山、福州、泉州、南通、合肥、西安、済南、東莞、常州、煙臺(tái)の26都市だ。

経済成長率を見ると、蘇州の1-3月期GDPが前年同期比7.9％増の5549億元に達(dá)し、成長率は26都市の中でトップだった。

蘇州が成長率で首位に立ったのは、もちろん比較の対象となる前年同期のGDP成長率がわずか1.9％という基數(shù)の低さの影響があったが、これと同時(shí)に工業(yè)や対外貿(mào)易などの産業(yè)による力強(qiáng)い牽引があったことも見なければならない。

工業(yè)では、蘇州の同期の一定規(guī)模以上の工業(yè)企業(yè)（年売上高2000萬元以上の企業(yè)）の付加価値額は同11％増加した。そのうち電子情報(bào)と自動(dòng)車製造の2大産業(yè)はそれぞれ同10％増、同15.8％増と2桁の伸びを達(dá)成した。この2大産業(yè)の成長による寄與度は58.5％に達(dá)し、今年の工業(yè)生産の好調(diào)なスタートに大きく貢獻(xiàn)した。

対外貿(mào)易では、蘇州の同期の対外貿(mào)易輸出入額は同9.6％増の5934億8000萬元で、同期の全國の輸出入総額の5.8％、江蘇省の輸出入総額の45.8％を占め、全國の主要対外貿(mào)易都市の中で4位だった。そのうち集積回路と攜帯電話が輸出の伸びを牽引し、電気自動(dòng)車（EV）の輸出が急増した。データを見ると、EVの輸出額は19億元で、前年同期比8.4倍増となった。

重慶が広州を抜いて現(xiàn)段階で4番目の都市に

経済規(guī)模を見ると、トップ3の上海、北京、深センは安定しており、上海の1-3月期のGDPは同5.0％増の1兆1000億元以上となり、北京は同6％増で初めて1兆元の大臺(tái)を突破し、深センは同6.4％増の8314億9800萬元だった。

だが、4位は入れ替わった。23年には広州が4位に返り咲いたが、今年1-3月期には重慶が再びその座を奪い返した。

重慶の同期GDPは同6.2％増の7232億300萬元、広州は同3.6％増の7161億1400萬元だった。これはつまり、重慶が広州を抜いて、再び経済4位の都市になったことを意味する。

重慶と広州の同期の経済動(dòng)向の相違は主に工業(yè)に現(xiàn)れた。重慶の同期の一定規(guī)模以上の工業(yè)企業(yè)の付加価値額は同8.6％増となったが、広州はわずか0.1％増にとどまった。広州市統(tǒng)計(jì)局は「工業(yè)生産が伸び悩んだ」と率直に認(rèn)めた。

重慶の工業(yè)の急速な成長を支えたのは、主に自動(dòng)車、材料、電子の3大産業(yè)で、付加価値額の成長率はそれぞれ23.7％、8.0％、7.3％だった。新エネルギー自動(dòng)車が自動(dòng)車産業(yè)の高度成長を支え、生産量は前年同期の2倍となった。

同局の分析によると、1-3月期には、広州の経済運(yùn)営はガソリン車と不動(dòng)産の2大市場の需要低迷の影響及び産業(yè)の周期的?構(gòu)造的要因による課題に直面しながら安定したスタートを切り、全市において経済の「量」が拡大し、「質(zhì)」が向上し続けた。しかし目下の広州の経済運(yùn)営は原動(dòng)力が転換し構(gòu)造調(diào)整が行われる重要な時(shí)期にあり、産業(yè)の回復(fù)がアンバランスであるという問題や新原動(dòng)力が成長を力強(qiáng)く支えるだけの力をまだ持っていないなどの問題に直面している。

「新技術(shù)、新たな競爭の場、新市場への政策的支援を強(qiáng)化する」という広州は、すでに將來の産業(yè)に向けて動(dòng)き出しており、低空域飛行活動(dòng)による経済形態(tài)「低空経済」の計(jì)畫配置の成果が出始めている。

広州には海格通信、泰斗微電子科技、小鵬匯天など、商業(yè)宇宙応用デバイスとこれに付隨するチェーンのリーディングカンパニーがあり、億航智能をはじめとする低空分野の企業(yè)が50社以上集まっている。同期には航空機(jī)、宇宙船、関連設(shè)備の製造業(yè)の付加価値額が同21.4％増となった。

広州は産業(yè)構(gòu)造全體のトランスフォーメーションと高度化の段階にあり、新舊の原動(dòng)力の転換には調(diào)整するための時(shí)間が必要だ。広州の産業(yè)技術(shù)には厚みがあり、短期的には構(gòu)造調(diào)整による痛みを感じたとしても、今後の成長のポテンシャルは引き続き高いと言える。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年5月10日