浙江省黨委員會の副書記を務(wù)める王浩省長は27日、中國國務(wù)院新聞弁公室が開いた「質(zhì)の高い発展推進」をテーマにしたシリーズ記者會見で、「當省市場の経営主體は1040萬社で、省民6.5人に1人が『社長』になっている計算になる」と明らかにした。中國新聞社が報じた。

王省長によると、中國の経済大省である浙江省の2023年の域內(nèi)総生産（GRP）は前年比6％増の8兆2553億元(1元は約21.0円)に達した。域內(nèi)総生産に占める社會全體における研究開発費の割合は3.15％で、イノベーション能力は全國で4位となっている。

浙江省は域內(nèi)総生産の拡大と同時に、収入格差も縮小し続けている。王省長によると、2023年、浙江省の都市部と農(nóng)村部住民の1人あたり可処分所得はそれぞれ7萬4997元と4萬311元で、都市部と農(nóng)村部の収入格差は1.86倍にまで縮小した。地域間の格差も縮小し続けており、設(shè)區(qū)市（市轄區(qū)が設(shè)置された地級市）の住民の1人あたり可処分所得を見ると、最高となっている市と最低の市の格差が1.56倍にまで縮小した。

また、浙江市は、開放型経済の優(yōu)位性強化にも力を入れている。王省長によると、2023年、浙江省の輸出入総額は4兆9000億元だった。うち、輸出は3兆5700億元で、中國の輸出額に占める割合は15％に達した。

浙江省の盧山副省長は記者會見で、「當省の経済外向度は60％を超えており、開放型経済の発展が當省にとって非常に大きな意義を帯びるようになっている。さらに多くの優(yōu)秀な外資系企業(yè)が、浙江省を中國の中でも重要な投資先とすることを心から願っている。そして、質(zhì)の高い発展という面で、浙江省が急成長の段階に入ることを願っている」と語った。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年3月29日