多國籍企業経営者の相次ぐ訪中は何を意味するか?
米アップル社の中國大陸部で最大の直営店が、3月21日、上海市にオープンした。ティム?クック最高経営責任者(CEO)が自ら新店舗のドアを開けて中國の消費者を迎え入れた。
この前日、クック氏は上海にあるアップル中國本部で、BYD(比亜迪)、藍思科技、長盈精密をはじめとする中國のサプライヤーと交流した。「アップルのサプライチェーンにとって、中國より重要な場所はどこにもない。アップルは中國のサプライチェーンのパートナーとの長期的な協力関係を強化し、グリーン製造、スマート製造などの面で緊密に協力して、ウィンウィンを実現する」とクック氏は言う。
中國は大きな市場であり、世界の産業循環における「巨大なターミナル」でもある。アップルの主要サプライヤー200社のうち、151社が中國で生産を行い、この200社でアップルの調達全體の98%を占める。
最近、英國のグラクソ?スミスクラインのグローバルCEOのエマ?ウォルムズリー氏、スイスのネスレグループのマーク?シュナイダーCEOら、多國籍企業の経営者が相次いで中國を訪れ、このほかにも多くの経営者が新年を迎えて初めての海外ビジネス訪問地に中國を選んだ。ドイツのコンチネンタルの取締役會メンバーでオートモーティブグループ擔當役員のフィリップ?フォン=ヒルシュハイド氏は、4日間の中國訪問中、休むことなく北京、上海、重慶の3都市を訪れた。
ヒルシュハイド氏は、「自動車の年間生産臺數3000萬臺の中國市場は、おそらく今の世界で最も競爭が激しい市場だ。これは當社に競爭の中で頭角を現す思いがけない機會があることも意味する。私たちは中國のお客様と共に成長し、お客様が中國と海外で発展し、より多くのチャンスをつかむようサポートする。私は中國で壯大な繁栄する未來の姿を見た」と述べた。
中國の産業チェーンには高効率、柔軟、強靱といった優位性が備わり、中國のスマート製造は世界のサプライチェーンをエンパワーメントし始めた。アプティブのアジア太平洋地域の楊暁明総裁は、「中國の工場は私たちにとって世界で自動化レベル、スマート化レベルが最も高い工場だ。現在、アプティブのコネクタのグローバル製造で必要な精密な型は、80%が上海のスマート工場で作られている。中國はスマート輸出を実現しつつある」と述べた。
最新の1-2月の経済データによれば、中國の発展の質が絶えず高まり、経済運営が安定しており、回復好転の流れが続いている。中國経済に備わる強い強靱性と活力が、世界と中國の極めて大規模な市場がもたらすメリットを緊密に結びつけ、世界と中國の高いレベルの開放が持つ力?自信を結びつけ、世界と中國の盡きることのない発展チャンスを結び付けている。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年3月28日
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