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中國の代表的な製品、年內に複數の重要な研究成果を産出へ

人民網日本語版 2024年02月26日08:28

春節(舊正月、今年は2月10日)が過ぎたばかりのところで、「中國天眼」FAST、「人工太陽」EASTなどの國の代表的な製品を利用した科學研究活動が急ピッチで進められている。年內に複數の重要な研究成果を産出する見込みだ。

「中國天眼」FASTが883個のパルサーを発見、年內に1千個の発見を目指す

春節以降、貴州省に位置する500m球面電波望遠鏡(FAST)が宇宙観測を続けている。FAST運営?発展センター測量?制御エンジニアの孫純氏は、「我々が現在観測しているのはパルサーと呼ばれるものだ。望遠鏡の非常に高い感度により、FASTは現在まで883個のパルサーを観測している。これは運用開始から現在までの同時期の海外同類望遠鏡の観測數合計の3倍以上だ」と説明した。

「中國天眼」FAST

「中國天眼」FAST

「中國天眼」FASTチーフエンジニアの姜鵬氏は、「今年はパルサー発見數を1000個まで拡大できる見込みだ。我々はさらに奇妙で、物理學的な意義を持つパルサーを探す。例えばパルサーブラックホール連星システムが見つかれば、人類の認識を改めることになる」と述べた。

高標高宇宙線観測ステーション:年內に全粒子エネルギースペクトル?単一元素エネルギースペクトルの測定を完了へ

2023年に國の検収に合格し、四川省稲城に位置する高標高宇宙線観測ステーション「拉索(LHAASO)」は、世界で感度とスカイサーベイ能力が最も高い超高エネルギーガンマ線探査裝置だ。科學研究者は最近、この中型イメージング大気チェレンコフ望遠鏡試作機の設備メンテナンスを行ってきた。

高標高宇宙線観測ステーション「拉索(LHAASO)」

高標高宇宙線観測ステーション「拉索(LHAASO)」

この敷地面積1.36平方キロメートルの観測ステーションでは將來的に、32基の同望遠鏡からなる大型チェレンコフ望遠鏡アレイが構築される。それにより、この観測ステーションは宇宙の恒星級天體の爆発によるガンマ線を検出できるだけでなく、それがどの天體由來かもより正確に判斷できるようになる。

このほか、科學研究者は今年、観測ステーションで観測された宇宙線を利用し、全粒子エネルギースペクトル及び単一元素エネルギースペクトルの正確な測定の完了を目指す。

「人工太陽」、年內にHモードプラズマの1千秒維持に挑戦

安徽合肥科學島に位置する世界初の全超伝導トカマク核融合実験裝置(EAST)としての「人工太陽」はここ數日、新たな物理実験を開始した。科學研究者は実験の合間を利用し、裝置のイオンサイクロトロン加熱システムの性能を高めた。科學研究者の今年の目標は、昨年の世界最長の403秒のHモードプラズマの維持を踏まえた上で、1000秒級のより長時間の維持を目指している。

「人工太陽」EAST

「人工太陽」EAST

中國はすでに77ヶ所の國家重要科學技術インフラの建設を展開しており、うち35ヶ所が完成し運用開始している。一部の施設は世界の先頭集団に加わっている。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年2月26日

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