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「5G+AI」技術によるスマート醫療で末端醫療機関を支援 海南省

人民網日本語版 2024年01月26日13:47

これまで、海南省の農村部では、病気になった住民が病院を受診するには、多くの手順を踏む必要があった。最初に受診するのは、自宅から最も近い村の診療室だ。だが、やや複雑なケースになると町の醫療機関に行く必要があり、場合によっては県、市、省級の病院にまで足を運ばなければならなかった。手間をかけて行き來するたびに、體力を消耗し、病狀が悪化することさえあった。

しかし、今では5Gがあるため、狀況が大きく変わった。

海南省東方市感城鎮感北村に住む麥さんはこのほど、村の診療室で診察を受けた。村醫の陳志輝醫師が「スマート醫療一體機」を使用して一連の検査を行い、5Gネットワークと遠隔醫療プラットフォームを通じて、大きな病院とつなぎ、リアルタイムで診斷を実施した。小さな診療室が「5G+スマート診療室」へとアップグレードされたことで、醫療サービスの能力が全面的に向上した。町の診療所の醫師は、5G診療キットを攜帯して、僻地の住民に訪問診療を行うこともできる。

5G?AI(人工知能)技術を支えに、海南省は省?市?県の醫療資源を末端レベルにも提供。全省の19の市?県級病院、340余りの町の診療所や農場病院、2700余りの村の診療室に、5Gネットワークに対応する攜帯式の超音波検査や眼底カメラなどの機器を配備した。これらは、慢性疾患フォローアップデータの自動収集、総合診療醫のスキルトレーニング、AIによる診斷支援、遠隔診療などの機能を備える。

海南省衛生健康委員會によると、すでに海南省は階層型5G遠隔診療支援システムを構築。省內の6つの「三級甲等病院」(病床數500床以上、技術水準?醫療水準?管理水準が1000點満點中900點以上の病院)と解放軍総病院海南病院を拠點に、畫像、病理、超音波、胎児心音、眼科、心電図、難癥例?複雑癥例の7つの診斷センターを設立し、CT?病理診斷を県病院、超音波?DR?眼科診斷を町の診療所、心電図?胎児心音モニタリングを村の診療室で行える5G遠隔診療支援システムを構築した。さらに、AI診斷支援システムと組み合わせることで、省內の末端醫療機関の診療業務を総合的にサポートしている。

2023年末の時點で、省內の郷?村級醫療機関の5G機器使用回數は累計200萬回以上に達したという。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年1月26日

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