香巴拉(シャンバラ)を行く
2023年04月17日09:17
作者:ワナカキヨシ
撮影日:2017年11月と2022年9月
撮影場所:雲(yún)南省迪慶蔵(デチェン?チベット)族自治州香格里拉(シャングリラ)
雲(yún)南省の西北部の迪慶はチベット仏教の香巴拉(シャンバラ、チベット語で「幸福の森」)精神と香巴拉文化を受け継ぐ地です。長江(揚子江)上流の金沙江が流れる迪慶は中國でも有數(shù)の自然豊かな地で、秘境が多い地です。香格里拉(シャングリラ)、チベット語で「心中的日月」(心の中の太陽と月)の意の香格里拉はそんな迪慶にある街です。
2017年に初めて香格里拉を訪れ郊外の白水臺に行きました。靜寂の中の純白とブルー、まるでユートピアに迷い込んだようでした。高臺から見下ろす白水臺は神に祈りを捧げる舞臺のようであり、聖なる臺地でした。小説「失われた地平線」に分け入るような感慨が湧きました。また、郊外の草原と湖水、濕地の納帕(ナパ)海は雲(yún)南の「天空の境」と言われ、冬期には黒頸鶴が西蔵や青海省から飛來します。中洲の草を求めて水牛が湖を泳いで渡っていました?!感〔歼_拉宮(ポタラ宮)」の松贊林(ソンザンリン)寺の大殿では1,600人の僧が一同に経を唱えることができ、八體の黃金釈迦像があると言われます。
そんな香巴拉文化に魅せられ、2021年に再び香格里拉を訪れ、郊外の阿布吉措(アプチソ)と雲(yún)南九大神山の一つ、石卡雪山に登りました。阿布吉措への登山では地元香格里拉の公務(wù)員の二人の若い女性、上海から來たスペイン人のカップルと一緒に感動の登山を楽しむことができました。さすがに標(biāo)高3,200mの高地に暮らしている香格里拉からの二人の女性は4,000mを超える阿布吉措の山も元気に先頭をきり登っていました。