雲(yún)南省宣威市西寧街道(エリア)にある靖外明徳小學(xué)校の教師と児童約1000人は、自分たちで育てた家禽と家畜の肉や野菜を使った食事を1日3食食べているだけでなく、それら食材を周囲の他の學(xué)校にも提供している。そして、自分たちで作った「動(dòng)物園」で生物の授業(yè)を受け、自分たちの育てる植物がある溫室で美術(shù)の授業(yè)を受けている。そんな同小學(xué)校が最近、中國(guó)國(guó)內(nèi)で大きな話題となっている。人民網(wǎng)が報(bào)じた。
農(nóng)村の小學(xué)校5校が統(tǒng)廃合して2008年に設(shè)立された同小學(xué)校は、労働を通して、児童の成長(zhǎng)をサポートすると同時(shí)に、教師や児童が3食の食材も自分たちで作っており、こうした取り組みを続けて今年で15年目になる。
「ブタもニワトリも動(dòng)けないくらい太っているよ」。今年の秋學(xué)期が始まって以降、雷応飛校長(zhǎng)が微信(WeChat)にアップした畫像には、まるまると太ったニワトリやブタ、すくすくと育った野菜などが映っている。そして、「トウモロコシやナスも収穫時(shí)期になったので、ここ數(shù)日は児童たちが労働の授業(yè)で収穫の方法を勉強(qiáng)している」と綴っている。
靖外明徳小學(xué)校には約10ヘクタールの労働教育基地があり、そこでは家禽と家畜が育てられているほか、たくさんの野菜も栽培されている。普段の世話は、専門の係員が擔(dān)當(dāng)しているものの、各クラスの1週間に2コマある労働授業(yè)では、児童たちが専門の教師の指導(dǎo)の下、家畜の世話や農(nóng)作業(yè)を行っている。3年生になると、クラスごとに畑が割り當(dāng)てられる。
コメや調(diào)味料以外の、教師と児童約1000人の3食の食材は全て約10ヘクタールの労働教育基地で育てられた家畜や野菜だ。食べきれない肉や野菜は販売して、貧困家庭の児童の援助や學(xué)校の建設(shè)費(fèi)用などに當(dāng)てられている。
シカやダチョウ、ホロホロチョウなどを見るたびに、児童たちは大興奮。手を伸ばして柵の向こうの動(dòng)物にエサをあげている。學(xué)校の「動(dòng)物園」は、認(rèn)可を受けて建設(shè)され、児童たちは視野を広げることができると同時(shí)に、どのように小動(dòng)物に接するべきかを?qū)Wぶこともでき、「このようなリアルな生命教育の授業(yè)を通して、児童たちは動(dòng)物を大切にすることを?qū)Wび、知らず知らずのうちにそれを周りの人に伝えている」と雷校長(zhǎng)。
美術(shù)や語文(國(guó)語)、數(shù)學(xué)といった科目の教師も、授業(yè)の內(nèi)容に基づいて、児童を連れて教室を出て、動(dòng)物園や畑、溫室に向かう。教師は、「大自然の懐に抱かれ、勉強(qiáng)するというのは、部屋の中で勉強(qiáng)するよりもずっと詩(shī)的だ」と聲を揃える。
この15年間、同小學(xué)校の労働授業(yè)は、カリキュラムや評(píng)価基準(zhǔn)を整備してきた。そして、今では學(xué)年ごとに掃除?片づけ、緑化?美化、野菜栽培、動(dòng)物の飼育、家事?労働、職業(yè)體験といった授業(yè)が設(shè)置されている。保護(hù)者からは、「子供が自主的に手伝いをしてくれるようになったし、農(nóng)作業(yè)もしてくれるようになった」と歓迎する聲が続々と寄せられている。
雷校長(zhǎng)は、「土に觸れずに育つというのはよくない。働くことによって培われる優(yōu)秀な人格は、その子の一生に影響を與える」との見方を示した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年9月28日