世界ロボット大會2022が18日、北京市の北京亦創(chuàng)國際エキシビションセンターで開幕した。今大會のテーマは「共に創(chuàng)造し共に分かち合い 共に話し合い共に勝ち取る」だ。「北京商報」が伝えた。
ロボット+応用シーンモデルを初採用
今大會にはフォーラム、博覧會、コンテストの3大セクションと一連の関連イベントが設定され、23の國際機関のサポートを受けている。初めて「ロボット+応用シーン」の展示スタイルが採用され、中國內外のロボット分野のリーディングカンパニー130社以上が500點を超える製品を出展し、先端性を競い合う。また今年の大會には人型ロボット専用エリアが初めて登場する。
背は小さいものの、大活躍したロボットがある。空港、病院、政府庁舎、コンベンション?センター、ショッピングセンター、など公的サービスのシーンで、サービスロボットはますますよく見られるようになっている。會場を眺めると、さまざまなロボットがそれぞれの特技を生かして、リアルな人間と人型ロボットが一緒に活躍し、まるで雙子のように見えた。障害者はスマート歩行補助ウェアラブルデバイスのサポートによって、健常者と同じように歩いていた。今年初めに行われた2022年北京冬季五輪では、氷上スポーツの人気が沸騰したが、今大會の會場ではカーリングロボットが負けまいと戦っていた。また100匹を超えるロボット犬が會場でダンスを披露し、來場者にクールなテクノロジー體験ショーをもたらした。
「ロボット+農業(yè)」専用エリアでは、大規(guī)模な畑で作業(yè)するロボット、果樹園で作業(yè)するロボット、農業(yè)施設で作業(yè)するロボット、家畜?家禽の養(yǎng)殖をサポートするロボットなどが展示された。中でも北京博創(chuàng)連動科技有限公司が出展したスマート田植え機とスマート農場が注目を集めた。
「ロボット+醫(yī)療」専用エリアでは、數(shù)多くの醫(yī)療機器が高い関心を呼んだ。ロボットたちの「手」の動きは非常に細かく、低侵襲性の腹腔鏡手術を行うことができ、さらには脳にメスを入れて、正確な操作で脳內出血の患者を救うこともできる。醫(yī)師に代わって血管介入手術を行い、介入手術を擔當する醫(yī)師を醫(yī)療被曝から遠ざけることもできる。
このほかA館に設置された広東博智ロボット有限公司の建設用ロボット展示ブースに登場したタイル敷設ロボットは、レーザーによるナビゲーション、ビジュアル識別システム、標高測位などの技術を通じて、自動的に動き出し、正確に移動し、自動的に敷設し、接著剤貼りやタイル運搬など一連の動作を行うことができ、住宅、高速鉄道駅、空港、オフィスビルなどのシーンでの応用が可能だ。スタッフの話では、800ミリメートル×800ミリメートルの一般的なタイルであれば、このロボットは1時間で7-8平方メートルの面積に敷設することができ、作業(yè)効率は人間の2倍から3倍だという。
全力で産業(yè)チェーン?サプライチェーンの安定を守る
ここ數(shù)年、中國のロボットは非常に速いスピードで発展した。工業(yè)?情報化部(省)裝備工業(yè)一司の汪宏副司長は記者會見の中で、「ロボットは産業(yè)のデジタルトランスフォーメーションを推進し、デジタル経済発展を促進する重要なツールとして、今、人類の生産活動?生活及びさまざまな分野への融合のスピードが加速している。ロボット産業(yè)も極めて大きな発展のポテンシャルを示している」と述べた。
國際ロボット連合會のまとめた統(tǒng)計データによれば、2021年の世界産業(yè)用ロボット市場は新型コロナウイルス感染癥の中でも力強い成長傾向を維持し、設置數(shù)が過去最高を更新して前年比27%増の48萬7千臺に達した。サービス用ロボットと特殊ロボットも急速な発展傾向を保ち、イノベーションが活発に行われたという。
ロボット産業(yè)ウォッチャーの許意強氏は、「現(xiàn)在のロボット産業(yè)の最も中心的な役割は、産業(yè)用汎用型ロボットの普及を推進することだ。最近発表された指導意見によれば、近い將來、ロボット+コンセプトが形成され、農業(yè)、製造業(yè)、物流、金融、商業(yè)、ホーム?インテリアなどの業(yè)界で複數(shù)のタイプの応用シーンが形成されるだろう。ロボットが人間に代わって繰り返しの多い煩雑な肉體労働を行うようになるのが大きなトレンドだ」との見方を示した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年8月19日